オリコンチャート1位のアルバム収録
【illusion is mine】は2010年に発表された「still a Sigure virgin?」の最後に収録されている曲です。
『still a Sigure virgin?』(スティルアシグレバージン)は、ロックバンド凛として時雨が2010年9月22日にソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズから発売された4枚目のスタジオ・アルバムである。オリコンチャートでは自身初となる週間1位を獲得した。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Still_a_Sigure_virgin%3F
幻想的な世界観のMV
現在【illusion is mine】はシングルカットされていませんが、1曲目の「I was music」と共にMVが製作されました。
歌詞の幻想的な世界が、水を多用した美しい映像で表現されています。
モノクロの中で、時折差し込まれる鮮やかな色にも注目です。
ベストアルバムにも収録
抽象的な歌詞
この曲の歌詞はとても抽象的な表現になっています。
幻という言葉が多く使われており、世界観も曲調も初めから終わりまで幻想的な雰囲気です。
歌詞に織り込まれている色を手掛かりにして、歌詞を解釈していきます。
彼女の見ている世界
この曲はTkと345が交互にメインボーカルを務めます。
TKのパートを「彼」、345のパートを「彼女」の心情と捉えて歌詞を見ていきましょう。
歌い出しは345から始まります。
今 半透明 水の中で 溺れている 奇跡的
青く見えてたはずのもの 人 夢 君 半透明 奇跡的
出典: illusion is mine/作詞:TK 作曲:TK
半透明の世界
今の彼女には、世界が半透明のフィルターをかけたように見えています。
それは、水が揺らいでいるようなのでしょう。
全身が水に浸かって、まるで溺れているかのような感覚です。
そんな初めて見る世界を、彼女は奇跡のようだと表現しています。
以前は青く見えた世界
彼女の世界は、以前は青色に見えていました。
青色は落ち着きや清潔といったイメージを持つ色です。
一方で、不安や冷たさ、寂しさも感じさせます。
今まで彼女が見ていたのは、静かで潔癖な冷たい世界だったのかもしれません。
それが、全て半透明に切り替わったのです。