大切な人へ捧げる歌
みなさんには恩人と呼べる人はいますか?
家族や友人、学校の先生などさまざまでしょう。
芸能人やミュージシャンという人もいるかもしれません。
落ち込んだとき、人生に悩んだとき、選択に迷ったとき。
誰かの存在や言葉が、心を救うことがあります。
今回解説していくのはBUMP OF CHICKENの楽曲「angel fall」です。
自分を救ってくれた大切な人のことを唄った歌。
みなさんにとっての恩人を思い浮かべながら聴いてみてください。
angel fall
「angel fall」はBUMP OF CHICKENのアルバム『COSMONAUT』に収録されています。
『COSMONAUT』(コスモノート)は、BUMP OF CHICKENのメジャー4作目(通算6作目)のオリジナルアルバム。2010年12月15日にトイズファクトリーから発売された。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/COSMONAUT
救ってくれたのは“あなた”
この曲の登場人物は二人。
“主人公”と、主人公を救った存在である“あなた”です。
意を決して送ってくれた言葉
消えない勇気を受け取ったよ 臆病なあなたから 確かに
出典: angel fall/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
何十年と人生を生きていると、たくさんの人や言葉に出会います。
偉人と呼ばれる人たちが残した名言が、後を生きる人たちにとっての糧や希望となることもしばしば。
しかしその言葉の全てが、自分にとっての希望になるとは限りません。
人それぞれに響く言葉は違い、出会うタイミングによっても印象は変わるでしょう。
格言めいた言葉でなくとも、身近な人が発した些細な一言が人生を変えることもあります。
主人公にとってもそんな存在がいました。
それが“あなた”です。
あなたは普段から前向きな性格というわけではないのでしょう。
むしろその逆。
だからこそ意を決して送ってくれた言葉が、主人公の胸に深く響いたのです。
舞い降りた天使
熱で休んだ 眠りの隙間に 銀色を纏う 一羽の小鳥
出典: angel fall/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央
主人公はあなたを小鳥と表現します。
冒頭のフレーズは彼にとっての心の闇を表しているのでしょうか。
その闇の中に舞い降りた姿は、この曲のタイトル通り“天使”のようだったのかもしれません。
尊い存在
追いかけたけど 近付けないから 耳に手を当てて ただ聴いていた
出典: angel fall/作詞:藤原基央 作曲:藤原基央