一緒に過ごす時間の多い恋人同士ならケンカをすることも当然あります。

もちろんこの二人も例外ではありません。

どうやら主人公は遅刻の常習犯のようです。

その度彼女を怒らせてしまうのでしょう。

微笑ましいカップルのケンカの理由にも思えます。

怒ってしまった彼女に謝りながらなだめる主人公の姿が目に浮かぶようです。

そんなたわいないケンカも主人公にとっては愛を深めるきっかけ

ケンカを通して余計彼女を愛おしく感じるのです。

怒った顔、拗ねた素振り、その“しかめ面”ですらかわいいと思ってしまう。

もし自分が怒ることがあって彼女が困った様子を見たとしても。

きっとそこにまた新しい彼女の魅力を目にすることになるのでしょう。

できれば面倒くさいケンカはしたくない、というのが男性の一般的な心境であるのかもしれません。

しかしここではそんなたまにするケンカをも厭わないポジティブで包容力のある主人公の気持ちが伝わってきます。

この感情も彼女を愛しているからこそ。

彼女に対する気持ちが本物であることも窺えるようです。

大きな愛を育てて

限りなく 今以上に愛を育てよう
笑って 泣きやんだら もう一度KISSしよう

出典: I'm so Happy/作詞:yasu 作曲:yasu

ケンカの理由は平穏な原因だけではないでしょう。

ときには険悪なムードになって彼女を泣かせてしまうこともあるかもしれません。

それでも最後には笑って“キス”をする二人。

涙の後には仲直りが待っているのです。

そうやってケンカを繰り返して一緒に過ごしていく内にも愛情はどんどん深まっていきます。

それはいまよりもっと大きな愛に成長していくのでしょう。

主人公はいつも確かな愛と前向きな気持ちで彼女に向き合っていることもわかる一節です。

言えなかった言葉

君がいるだけで どんなたわいない事でも
震えるほど喜び感じて
テレて言えなかった言葉が次々と
幸せ連れてくる
君を抱き寄せて 夢の続きを見よう
つないだ手がやけにうれしくて
ふとした仕草がただキレイに見えて
もう一度抱き締めた

出典: I'm so Happy/作詞:yasu 作曲:yasu

こんなにも彼女を好きな気持ちで溢れている主人公。

しかし彼には“言えなかった言葉”もあるようです。

一緒にいればいるほど照れて言えないこともあるでしょう。

“言えなかった言葉”とはなんでしょうか。

「好きだよ」とか「一緒にいられて嬉しいよ」など素直な気持ちでしょうか。

それとも感謝の気持ちでしょうか。

どんなに彼女を好きでも面と向かって自分の気持ちを告げるのは男性にとって難しいことかもしれません。

手をつないだり“キス”をしたり抱き締めたり。

態度で示しているつもりでも言葉で聞きたいのが女性の本心でもあります。

彼の声で、彼の言葉で愛を伝えてほしいもの。

確かにこの楽曲歌詞は温かい愛の気持ちが綴られていますが意外にも直接的な表現は出てきません。

愛を感じた喜びや彼女に対する想い。

そして二人の未来を予感させる前向きな言葉はありますが肝心な言葉が抜けているようにも思えます。

ヒントとなるのはまるで二人を温かく包み込むようなコーラス部分。

「I love you.Just falling love again.」

と聞き取ることができます。

ここに表現されているのは純粋な愛の気持ち、愛の言葉です。

愛してる。そしてまた恋に落ちる。」

もしかしたらこれが“言えなかった言葉”ではないでしょうか。

普段照れて言えなかった「愛してる」の言葉。

その言葉を彼女に伝えたら...。

きっといまよりもっと二人の愛は大きなものになるでしょう。

コーラスで囁くように伝えられる愛の言葉。

楽曲をさらに愛に満ちたものにするニクい演出にも感じられます。

いつも想っていてもたまにしか直接彼女に告げられない言葉でもあるでしょう。

だからこそ愛の重みも感じられて彼女にも主人公の本気さが伝わるのかもしれませんね。

何度でも恋に落ちる

Janne Da Arc【I'm so Happy】歌詞の意味を解釈!「言えなかった言葉」って?の画像

君がいるだけで どんなたわいない事でも
震えるほど喜び感じて
テレて言えなかった言葉が次々と
幸せ連れてくる
君を抱き寄せて 夢の続きを見よう
つないだ手がやけにうれしくて
ふとした仕草がただキレイに見えて
何度もKISSをした

出典: I'm so Happy/作詞:yasu 作曲:yasu

繰り返されるサビからも二人の深まる愛を感じ取ることができます。

最後の転調部分から伝わってくるのは強い愛“言えなかった言葉”が引き寄せたたくさんの幸せ

感情的に歌われるyasuの歌詞が心にストレートに響きます。

どんな困難が待ち受けていても二人なら“夢”のような幸せな時間をこれからも過ごせるはずです。

それはきっこれからも二人の間で大切に育まれていくのでしょう。

何回も触れあって“キス”をして、時間を共にして。

いつでも二人で愛を確かめ合いながら

最後に

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Janne Da Arc【I'm so Happy】歌詞の意味を解釈!「言えなかった言葉」って?の画像

最後に関連記事をご紹介して終わります。

今回はOTOKAKEの記事の中から【I'm so Happy】のような温かくストレートな愛に触れられる楽曲を選びました。

ぜひ愛に満ちた世界観と歌詞を感じてみてください。

【シルビア】

ラブソングといえばバラードと思っていませんか?Janne Da Arcはそんな常識に囚われないのです。疾走感溢れるロックチューンに乗せて描かれる、プロポーズに向かう時の繊細な男心。これを見事に表現した歌詞の世界を独自に解釈していきます!

Janne Da Arcシングル三部作の二枚目としてリリースされた【シルビア】

印象的なギターリフにはじまり爽やかな疾走感にのって描かれるのはプロポーズのシーン。

記事ではその歌詞の世界観を深堀りして解説しています。

【I'm so Happy】の二人のその後とも捉えられる楽曲にも聴こえる【シルビア】。

高鳴る鼓動とまっすぐな想い、そして最後まで幸せな結末を予感させる一曲です。