大原櫻子の「青い季節」とは?
映画『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』とは?
『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』は、広瀬すずが主演を務めたことでも話題になった映画です。
その内容は、2006年に創立されたばかりの福井県立福井商業高校のチアリーダー部が、
なんと2009年3月に本場であるアメリカのチアダンス選手権大会で優勝してしまったという奇跡のような実話を映画化した作品です。
そんな少女たちの青春を描いた映画の挿入歌として起用された「青い季節」も青春の汗と駆け抜けていくまっすぐな想いを描いた一曲になっています。
大原櫻子「青い季節」の歌詞解釈!
本当に上手くいかない時こそ変われるチャンスだと信じて!
同じことでまた同じミスして
一人うつむいてため息をついた
頭では前向きなのに
ずっと心だけ後ろ向きで
今日も進めない
こんな私の殻を脱ぎ捨てたら
新しい私になれる
出典: https://www.youtube.com/watch?v=74UvMVJYZwM
同じ失敗をしてしまうと、一番凹みますよね。
また、「頭では前向きなのに ずっと心だけ後ろ向き」という歌詞は、頭の中では前向きな言葉で何度も自分を鼓舞していても、心がついて来ることができないような感覚で前に進むことができず、戸惑っている様子が描かれています。
しかし、そんな時こそ、下を向いている場合じゃない。
ここで弱い自分を克服できたなら、「新しい私」になれるチャンスだと言っているのですね。
本当に上手くいかない時こそ、ここを乗り越えれば新しいステージに行けると自分に言い聞かせる歌詞は、
何度も限界を超えて駆け抜けていった、チアダンス部の少女たちの姿とも重なります。
もう無理だと思ったところで立ち止まるようでは少女たちのような奇跡は起こせないということですね。
また、チアダンスの技は高度なものには危険もつきもので、一度失敗すると恐怖も伴うものです。
そんな恐怖さえも克服して、一つの演技を作り上げていく姿とも重なりますね。
明日さえ見えないのはそれくらい今に全力だから!気にしなくていい!!
青い季節の中で抱き締めてる思い
夢の欠片集めながら
明日が見えないのは
今が眩しいから
輝きすぎてる
このときだけ見つめて
出典: https://www.youtube.com/watch?v=74UvMVJYZwM
「青い季節」とは青春の日々のことでしょう。
「明日が見えないのは 今が眩しいから」という歌詞は、まっすぐに突き進む姿を、向こう見ずだとか、無鉄砲だとか、先のことを考えていないとか言われてもいい、それは今が充実しすぎているからということですね。
充実している今だけを見て、前に進めばいい、そんなことを教えてくれる歌詞です。
「明日」のことも見えていないくらい今に全力でぶつかる青さこそ、若さの特権です。
そのあまりのエネルギーに周りは戸惑い、時に止めもするかもしれませんが、その瞬間にしか体験できないことがあるのです。
全力でやりたいと思えることがあるなら、周囲の反対は押し切っても、先のことが見えなくても、まずは挑戦してみては?という勇気をくれる歌詞ですね。
ずっと全力で「迷ってきた」ことこそが自分だけの答えで、「夢への軌跡」
そっと振り向けば
曲がりくねった道が
足元へ続いて見えた
後悔はしたく無いから
ずっと全力で迷ってきた
それは誰にも見えない幻
不器用な私が刻んだ 夢への軌跡
出典: https://twitter.com/I_Love_Sakurako/status/829042068005613568
今まで歩んできた道が、一つの目標に向かったまっすぐなものじゃなかったとしても、
自分のその時その時で今したいことまっすぐに向き合って全力で迷ってきた道のりは、「夢への軌跡」になっているということを歌った歌詞。
例えば、頑張れることや打ち込めることが見つからないという人も、それを全力で探して、いろんなことに挑戦したなら、
そんな日々が気がつけば夢につながっているかもしれないということですね。
もしかしたら、それは遠回りかもしれません。
しかし、遠回りでも不器用な自分が必死で「刻んだ夢への軌跡」だと思えば、その道のりも愛おしく思えるのではないでしょうか。