Happiness史上最も攻めた楽曲「Ordinary Girls」

実力派パフォーマンスグループ・Happinessがリリースした2ndアルバム「GIRLZ N’ EFFECT」。

このアルバムで新しく発表された2曲の内の一つが「Ordinary Girls」です。

アップテンポなメロディとパワフルな歌声で、Happiness史上最も攻めた曲と呼ばれているとか。

タイトルを訳すと「普通の女の子(たち)」という意味になります。

MVもペンキを塗ったり車の整備をしたりと、極々日常を満喫するメンバー達が映っています。

ある意味タイトル通り普通の女の子という感じですね。

…と思いきや、途中から少しダークで危険な香りのするダンスシーンが入っていたりと見どころがたっぷり。

Happinessが歌う「普通の女の子」とは、どんな女の子なのでしょうか。

「Ordinary Girls」になりたい!

わざわざ「Ordinary Girls」というタイトルですから、普段彼女らは「普通の女の子」ではないのでしょう。

Happinessのように芸能活動をしているかもしれませんし、スポーツ選手をやっているかもしれません。

彼女らはどこにでもいる女の子、つまり世間一般でいう「普通」ではないということになります。

少なくとも彼女ら自身は普通ではないと思っている筈です。

そんな女の子たちも、「普通の女の子でいたい」と思う時があります。

それはどんな時なのでしょうか。

積極的でいよう

まずはpush upsこなす my girls
振りもbrush up して my girls
受身なんかじゃいられない Oh

出典: Ordinary Girls/作詞:HIRO 作曲:HIRO

1行目の「push up」は「押し上げる」という意味ですが、「腕立て伏せ」とも訳すことができます。

「こなす」とあるので、恐らく後者の方でしょう。

トレーニングしたり、動きを磨いたりと積極的に体を動かしているようです。

これはこの歌詞でいうところの「普通ではない」場面でしょうか。

むしろ、「普通」でいられるための準備とも考えられます。

受け身ではなく、自分からやらないといけない事情があるのでしょうね。

また1・2行目の語尾につく「my girls」も何なのか気になるところです。

自分自身だって女の子の筈なのですが…?

もう少し続きを見てみましょう。

最強のおまじない

ナンデモできる気分 so right
おまじないナンバーセヴン alright?
強力な味方はそう my girls oh

出典: Ordinary Girls/作詞:HIRO 作曲:HIRO

トレーニングしたからなのかそれとも自分磨きしたからなのか、全能感を感じている様子。

冒頭のようなことをすると、自分に自信がつくようです。

ある意味「おまじない」でもあるのでしょう。

これから何かが起こる予感がしますね。

そんな彼女の味方が「my girls」のようです。

これは自分自身というよりは、心の中にいる女の子としての自分なのではないでしょうか。

いつも勇敢に立ち向かったり、ストイックに取り組んでいたりしたとしても。

必ずどこかには「素の自分」がいる筈です。

怖いと思ったり、美味し食べ物にワクワクしたりする年相応な自分。

それを肯定して後押ししてくれるのが「my girls」なのです。

好きな人がいると緊張しちゃう

気まぐれなほどアガるの baby
止められないheartbeats (Baby baby, okay?)
Supersonic girl知らないでいてね ma boy
ドキドキしたいなら

出典: Ordinary Girls/作詞:HIRO 作曲:HIRO

女の子は何かを前にして、とてもドキドキしています。

歌詞から察するに、好きな男の子がいるのでしょう。

「ma boy」とは「my boy」を指す英語のスラングです。

彼は気まぐれな性格なのでしょうか?

ちょっと気分屋なところを見て、ときめいているのかもしれません。

彼には、普通ではない時の自分・「Supersonic girl」の側面を知られたくないといいます。

「Supersonic」は「超音速」という意味なので、なんだかスーパーヒーローみたいです。

その顔を知られてしまったら、彼から冷められてしまうと感じているのでしょう。

いつもの彼女は、そんなに男性から引かれてしまうのでしょうか。

女の子として見てもらえないと考えているのかもしれません。

本当に良く思っているのなら、打ち明けられても受け入れてくれそうなものですが…彼女は心配なのですね。

彼の前では「普通の女の子」でいたい