Every Little Thing【Face the change】

7枚目のシングル

Every Little Thing【Face the change】歌詞の意味を解釈!戻らない道?の画像

1996年にデビューし、リリースする楽曲すべてを大ヒットさせる力を持つEvery Little Thing

メンバーは2000年以降、ボーカルの持田香織とギターの伊藤一郎で構成されています。

しかし実は、デビューしてからの5年間はキーボードの五十充もメンバーの一人として活躍していました。

今回は三人で活躍していた頃にリリースした7枚目のシングル【Face the change】をご紹介します。

この楽曲は、テレビ朝日で放送された『27時間テレビ 熱血チャレンジ宣言'97』のオープニングテーマ

ただし番組のために書き下ろされたチャレンジバージョンのため、歌詞は原曲と少し違います。

残念ながら、その時限りで披露されたバージョンなのでそちらの歌詞は見つかりませんでした。

そのため、今回の記事では原曲の歌詞を解釈していきます。

関係の変化

それでは早速、歌詞をご紹介していきましょう。

この楽曲の歌詞は、主人公が恋人と一緒に思い出の地に訪れた場面から始まります。

普通ならば幸せなはずのデート

しかし、今回はタイトル通り、主人公はある変化に直面しています。

さみしいのは何故?

胸に懐かしく響くよ
二人で行った浜辺だから
だけどさみしさ誘うのは
季節のせいじゃない

出典: Face the change/作詞:五十嵐充 作曲:五十嵐充

主人公と恋人の思い出の地。それは、ある海の浜辺でした。

付き合うことになった日に訪れた場所もしくは付き合ったばかりにデートした場所なのでしょう。

どちらにせよ、二人にとって幸せな記憶が蘇る浜辺なのです。

「さみしさを誘う」とあるので季節は夏の終わりでしょうか。

肌寒くなってきた頃、久しぶりに訪れたその浜辺は姿を変えていません。

それなのに主人公は「さみしい」と感じているようです。

その理由はきっと、すっかり二人の関係が変化しているからでしょう。

思い出の地が変わらないことで、より関係の変化が際立ち、胸に切なく沁みてしまいます。

素直になれなくなった自分

波の音は昔のように
心を癒してくれるかな
今は不器用な自分を
きれいに流して!

出典: Face the change/作詞:五十嵐充 作曲:五十嵐充

恋人との関係性の変化に直面した主人公。

一口に変化といっても、良い方に向かう変化もあります。

けれどさみしくなるくらいですから、二人の関係は良い方向ではなく悪い方向に変わってしまったのでしょう。

心がザワつく主人公ですが、その現実を受け止めなければいけないと思っています。

せめて付き合った当初のように素直になりたい…と願う主人公。

そう、二人の関係性が変わってしまったのは主人公にも責任があるのです。

恋人への謝罪

会えば独占欲から
気持ち押しつけてた
いつも強がってたよね
本当にごめんね

出典: Face the change/作詞:五十嵐充 作曲:五十嵐充

恋人との関係性の変化に直面し、素直になろうと決意した主人公。

ここでは素直な気持ちで恋人に今までのことを謝罪しています。

主人公は束縛したりわがままを言ったり、恋人のことを困らせてしまっていました。

自分の悪いところに気づいても日常の中では、なかなか謝れないでいたのでしょう。

けれど、思い出の地に訪れたことであの頃の自分に戻りたいと思ったのです。

穏やかで優しい気持ち

思い出の地に訪れたことで、主人公は再び付き合った頃の素直な気持ちを取り戻しました。

最初は恋人との関係性の変化にザワザワしていた心が落ち着きます。

その時、主人公は何を思うのでしょうか?

明日からは