デビューアルバム「COLOR*IZ」収録の日本語ソング

IZ*ONE【好きになっちゃうだろう?】歌詞を解説!不器用で頑張り屋な君をつい応援したくなっちゃう!の画像

日韓合同の女性アイドルグループ、IZ*ONE

今回はそんな彼女たちが歌う「好きになっちゃうだろう?」という曲を紹介します。

この楽曲が収録されているのは、アルバムCOLOR*IZ」。

「COLOR*IZ」には、韓国語の歌だけでなく日本語の歌も収録されています。

今回紹介する楽曲「好きになっちゃうだろう?」は、秋元康さんが作った日本語の歌。

秋元康さんといえば、AKBグループのプロデューサーです。

実はIZ*ONEのメンバーの中には、AKB48HKT48などのグループと兼任をしている子がいます。

秋元康さんは、このIZ*ONEの結成にも深く関わっている人物なんですよ♪

とはいえ「好きになっちゃうだろう?」は、AKBグループの楽曲とはまた一味違った魅力を持つ歌。

日韓合同だからこそできる、グローバル感溢れるラブソングになっています。

実は男性目線の歌!?心ときめく歌詞を徹底解説!

IZ*ONE【好きになっちゃうだろう?】歌詞を解説!不器用で頑張り屋な君をつい応援したくなっちゃう!の画像

「好きになっちゃうだろう?」というタイトル。

女性アイドルグループの歌にしては随分ボーイッシュな曲名だと感じませんか。

それもそのはず。

この楽曲は男性目線で書かれたラブソングなのです。

歌詞の主人公の一人称は「」ですし、女性同士の戦いに破れた子に恋する描写も出てきます。

実はこれ、AKBグループの楽曲でもよくあるパターン。

AKB48の「ヘビーローテーション」や「ポニーテールとシュシュ」なども、実は男性目線の歌です。

そして、AKB48のこれらの楽曲は爆発的なヒットを記録しました。

女性アイドルグループのファンは、当然男性が圧倒的に多いです。

だから、男性の気持ちを歌ってくれた方が、ファンとしては共感しやすくなります。

「好きになっちゃうだろう?」を男性目線の歌にした理由。

それは多分"リスナーの共感"を誘うためなのではないかと、筆者は分析しています。

それでは、男性目線の歌ということを頭に入れた上で、歌詞の内容を見ていきましょう!

1番の歌詞

「君」にかける言葉が見つからなくて困っている

あんなに頑張っていたのに oh oh oh?
思うような結果出せない時
落ち込む君に僕は
何を 言えばいいんだ?

出典: 好きになっちゃうだろう?/作詞:秋元康 作曲:早川博隆

この歌詞の主人公は、ちょっぴり気弱だけど優しい男性。

意中の女性である「君」が落ち込んで泣く様子を見て、どうにか励まそうと考えています。

しかし、こんな大事な時に限ってベストな言葉が見つからない。

そのことで主人公は頭を悩ませているようですね。

「君」はものすごく努力をして頑張っていた。

主人公はそのことを知っているから「君」の気持ちが痛いほど分かるのです。

どんな言葉をかけたって「君」の悲しみは簡単にぬぐえない。

そう感じているから、なんて励ましたら良いのか戸惑っているのでしょう。

「君」は必死で頑張っていたけど…

そんな簡単に叶うような
夢じゃないと 誰だって知ってるよ
溢れる汗さえ 拭ってる
余裕ないことも

出典: 好きになっちゃうだろう?/作詞:秋元康 作曲:早川博隆

「君」には夢があります。

その夢を叶えるために、一生懸命努力を積み重ねている途中なのです。

しかし、その夢を叶えたいのであれば高いハードルを超えなくてはいけません。

その高いハードルを超えられなかったから「君」は泣いているのでしょう。

夢のために今まで必死に頑張ってきた「君」。

決して怠けていたわけではないのに、残念な結果になってしまったのです。

確かにそんな状況に出くわしたら、誰だって悔しさや絶望でいっぱいになりますよね。

女性同士の戦いを繰り広げている「君」

昨日までは
ランクが下だった
彼女にまで
いつのまにか
ヌヌヌカサレタ

出典: 好きになっちゃうだろう?/作詞:秋元康 作曲:早川博隆

ここでは「君」が夢のためにどのような戦いを繰り広げていたのか描かれています。

「君」の周りには、女性のライバルが何人もいる状態。

そして、夢を叶えるためにはそのライバルたちを蹴落としていかなくてはいけないのです。

蹴落としたり、蹴落とされたりというシビアな毎日の中で生きている「君」。

いつの間にか、自分よりも劣っていたはずのライバルに追い抜かれることだってあります。

なんだかまるで、この楽曲を歌っているIZ*ONEのメンバーたちを当てはめることもできますね。

IZ*ONEは、もともと韓国のオーディション番組から結成されたグループ。

デビューする権利を巡って、オーディションの中では激しい争奪戦が繰り広げられました。

その戦いをくぐり抜けて勝利を勝ち取ったのがIZ*ONEのメンバーなのです。

きっとこの楽曲を歌いながら、感慨深い気持ちになったメンバーもいるのではないかと思います。

「君」への思いが溢れ出す主人公

(※1)君のそんな涙を見ちゃったら
もう好きになっちゃうじゃない?
全力で打ち込む姿
いつだって美しいよ
応援したくなる(※1)

出典: 好きになっちゃうだろう?/作詞:秋元康 作曲:早川博隆