IZ*ONEの1stアルバムに収録されたリード曲

Bewareは2020年10月21日にリリースしたIZ*ONEの1stアルバムTwelve」に収録されたリード曲です。

「Twelve」には日本のシングル曲はもちろん、韓国で発売されたアルバムのリード曲が収録されています。

それだけでなく、IZ*ONEを生み出した番組・PRODUCE48の曲のIZ*ONEバージョンも含まれています。

日本では最初で最後のアルバムということもあり、オリコンチャートでは最高1位に輝きました。

アルバムのために作られた4曲は、プロデューサーで知られる秋元康さんによる作詞です。

特に解説するBewareは、アルバムの象徴ともいえる楽曲として注目されています。

ミュージックビデオも収録

「Twelve」付属のDVDにはBewareのミュージックビデオが収録されています。

ポップな色彩が特徴的な映像はとても可愛らしく、乙女心がよく表れているのが特徴です。

曲と併せてミュージックビデオも見ることで、曲の世界観に対する理解がより深まるのではないでしょうか。

恋心への警告を意味するタイトル

タイトルの「Beware」は日本語で「注意して」という意味があります。

この曲の主人公は、これまで恋愛感情に振り回されて何度も失敗をしてきました。

それでも、人を好きだと思う気持ちは突然やってくるものです。

恋心を自覚したときに、「気持ちをコントロールしなくちゃ」という警告をする。

そんな様子が、「Beware」というタイトルから浮かび上がります。

具体的な歌詞と併せて詳しくみていきましょう。

恋心の自覚

恋愛とは意識してするものではありません。

相手への好意を否定はできないし、一度自覚するとそうそう止まられないのが恋愛感情です。

しかし、恋はいつからしているものかという曖昧な部分があります。

異性として意識してから初めて恋だという人もいるでしょう。

あるいは、純粋な興味や好意を抱いている時点から恋が始まっていたと振り返る人もいます。

Bewareの主人公がどのようにして恋愛へと至るのか、歌詞から読み解いていきましょう。

あなたが気になる気持ち

何でかな あなたが近づくと
何をしていたって 気配を感じるの
そう ハートのアンテナがピピピッて
空気のその変化 キャッチするみたいBew

出典: Beware/作詞:秋元康 作曲:渡辺未来

好きな人が近くにいると意識せずにはいられません。

何か別のことをしても、同じ空間にいるというだけで気づいてしまう、そんな想いの強さが現れています。

気になる気持ちをアンテナに例えていることからも、好きな人の存在を敏感に感じる心情を読み取れます。

しかし、その人の気配だけ感じ取れる理由はまだ自覚していません。

恋の始まりにはサインがある

自分でも気づかない
無意識な恋の予感
後でびっくりしないように
ちゃんとアラート鳴らしてくれるよ

出典: Beware/作詞:秋元康 作曲:渡辺未来

恋は突然に始まるという表現もありますが、Bewareでは恋をするときにその前兆があると歌っています。

相手が同じ場所にいると気配を感じるというのが、まさに恋をする前段階なのでしょう。

まだ恋に至っていないため、「なんでかな」と不思議がっていたのです。

こうした前兆は突然の恋に驚かないために、前もって教えてくれているものだと解釈できます。

恋愛感情に対する警告

ここから曲のタイトルでもある「Beware」が歌詞に登場します。

なぜ恋の前兆に注意をしなくてはいけないのでしょうか。

その理由を歌詞から紐解いていきます。