だから 人に優しく居てほしい
そんな貴方が いつか咲かせる夢を 育てていたいの
ねぇ 時々でいい まだ知らない街に連れて行ってね
どんな高価なカバンより その想い出が 何よりのご褒美
出典: シルエット/作詞:小渕健太郎 作曲:小渕健太郎
歌詞にでてくる主人公の女性は、とてもできた女性だと思います。
贅沢を求めず、男性を陰で支えることにこそ幸せを感じられるのです。
2人で色んな所へ出かけたり、旅行にいくことが彼女の求めていることだとわかります。
特別な贈り物よりも、2人で作る思い出こそ彼女にとって贅沢な幸せだといえるのです。
こんな風に、旦那さんのことを支え、多くを求めず幸せを見いだせる人がどれほどいるでしょうか。
愛される幸せと愛する幸せを知っているからこそ書ける歌詞。
女性の気持ちを代弁できる小渕さんの作詞家としての才能も感じられるのではないでしょうか。
喧嘩することがあったら
いつか 互いを見つめ合えないような日が来たら
目を閉じて 背中合わせになってごらん
互いの呼吸が聴こえない事の寂しさ わかるまで
出典: シルエット/作詞:小渕健太郎 作曲:小渕健太郎
ここではもしもこの先…という未来へのアドバイスを送っています。
結婚してからの喧嘩はそれまでとはまた違った意味合いがでてくるもの。
夫婦となったらこれまで以上に言わなくていいことを言ってしまうこともあるでしょう。
逆に飲み込んでしまう気持ちもあると思います。
夫婦になったからこそ、喧嘩はもっと慎重に行うべきなのです。
そしてできるだけ喧嘩で終わるのではなく、解決に向けて歩みよることが必要。
それをこの歌詞では伝えているのではないでしょうか。
背中で互いの温もりを感じ、目を合わせなくても想い合う事が必要なのです。
こんなにも繊細で的を得た歌詞が書けるなんて、小渕さんがのセンスがすごすぎます。
みんなからの祝福も愛しさに変えて
手と手を重ねて 開いた扉の重さを
忘れはしない 沢山の祝福を浴び
瞳 凝らせば 大切な仲間が みんな泣いてる
貴方と私の肩に 抱きついてる 嬉しそうに
愛し合う事の意味 それはきっと 信じ合う事
そしていつも 許し合う事
出典: シルエット/作詞:小渕健太郎 作曲:小渕健太郎
一番幸せな瞬間をあなたとーー。
そんな女性の最大限の幸せが伝わってくるのが最後の歌詞です。
バージンロードを歩くまさに幸せの絶頂。そんなシーンが想像できます。
一生に一度の一番幸せな瞬間です。
夫婦になる2人には多くの人たちの祝福が十分すぎるほど伝わっているのでしょう。
そしてきっとこの瞬間に、本当の意味での愛を知ることが出来るのです。
その意味は最後の2行目に書かれている通りです。
これは、時代、世代、人種に関わらず私たちが心に思い留めておくべき愛のメッセージではないでしょうか。
【シルエット】のPVをチェック
小淵さんの軽やかな歌声が、2人の喧嘩のシーンも深刻にならずに歌い上げています。
パートチェンジで自然に入ってくる黒田さんの柔らかくて力強い歌声も安定の安心感。
包み込まれるような大きな愛を感じさせてくれる歌声に思わず目を瞑って聴き惚れてしまいます。
結婚を目前に控えた男女の繊細な気持ちを表現していて、期待に胸が高鳴るようです。
結婚式のBGMとして人気な理由にも納得ですね。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
コブクロの隠れた名曲、【シルエット】はカップリングでありながら想いの詰まった1曲でした。
友人の結婚を祝って作られた思い入れの強い楽曲であることが伝わってきました。
夫婦になる2人の幸せな未来を祝福したくなるウエディングソングです。
OTOKAKEには多くの楽曲の記事がありますので、ぜひ違う記事も読んでみてくださいね。
ここまでご覧いただきましてありがとうございました。
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