「=LOVE」
「=LOVE」は、代々木アニメーション学院と指原莉乃さんのバックアップで結成されたアイドルグループ。
オーディションで選ばれたメンバーは全員代々木アニメーション学院の在校生です。
指原さんがプロデューサーであり、=LOVEのすべての曲も手掛けています。
指原さんは、グループ名を冠するこの曲の歌詞に一体どんな思いを込めたのでしょうか。
早速見てみましょう。
夢の中の「君」
運命の人
夢で見ていた(夢で見ていた)
君を知りたい(君を知りたい)
顔も名前さえもわからない
出典: =LOVE/作詞:指原莉乃 作曲:渡辺尚
「君」のことがすごく気になるけれど、いったい誰なのかわかりません。
つまり「君」は知らない人。
それでもなぜか夢に出てきている。
そして「僕」は「君」のことが気になっている。
冒頭のこの部分だけで、しっかりとしたストーリー性が見えてきます。
振り向くときに(振り向くときに)
ふと目が覚める(ふと目が覚める)
天井をぼーっと見つめ ため息つく
出典: =LOVE/作詞:指原莉乃 作曲:渡辺尚
「君」の正体を知れそうになった瞬間に目覚めてしまう。
きっと今までにも何回も同じ夢を見ているのでしょう。
目が覚めてからも夢を引きずってしまう様子が描かれています。
布団やベッドの中で思い出しながら物思いにふける。
共感する人も多いはず。
僕は(顔を)
あげる(一人)
十字路の交差点で
目が合った瞬間 奇跡を信じた
出典: =LOVE/作詞:指原莉乃 作曲:渡辺尚
起承転結で言えば転の部分です。
顔を上げたら「君」がいた。
悶々としていたそれまでから一転。
交差点という日常的な舞台で織りなされるのは、「君」と出会えた奇跡です。
MVでもここでちょうど森が開けて海にたどり着きます。
そう、物語がはじまりそうな演出。
やっと会えた!
きっと君だ 君だ 君だ
いくつか恋をしたけれど
全て君に出会うためだった
出典: =LOVE/作詞:指原莉乃 作曲:渡辺尚
きっと君だ 君だ 君だ
遠回りしてごめんね
やっと会えた My ideal
君こそ =LOVE
出典: =LOVE/作詞:指原莉乃 作曲:渡辺尚
Idealは理想という意味です。
運命の人に会えたんだ、とうれしさがはじけています。
夢の中に出てくる、というのは近いようでとても遠いことです。
見ている間はすぐそこにあっても、起きた瞬間にものすごい勢いで遠ざかります。
その引き戻されるスピードが速くて、切なさを助長しますよね。
「遠回りしてごめんね」は健気な気持ちをよく表しています。