DAOKO(ダヲコ)は、今や日本を代表するラッパーに成長しつつある大注目のアーティストです。女子高生でデビューし、大きな話題となりましたが、現在20歳となったDAOKOは、その圧倒的なセンスで日本のラップシーンを盛り上げています!
DAOKOの基本情報を知ろう!
DAOKO 基礎情報
【誕 生 日】 1997年3月4日
【出 身 地】 日本 東京都
【活動期間】 2012年~
【レーベル】 LOW HIGH WHO? PRODUCTION(2012年~2015年)
TOY’S FACTORY(2015年~)
女子高生でデビュー!DAOKO、その早熟の才能!
DAOKOがデビューしたのは2012年であり、当時彼女は女子高生でした。
彼女のデビューのきっかけはニコニコ動画から始まりました。
彼女が中学3年生の時にニコニコ動画に投稿したラップがきっかけとなり、2012年7月7日、彼女は「不思議/wonderboy」の2ndアルバム「さよなら、」に収録されている「世界征服やめた」にコーラスとして参加します。
そして、2012年7月20日、彼女がニコニコ動画で発表していた音源を収録したEP「初期症状」が期間限定で配信されました。
その後、現在に至るまでに、彼女は4枚のシングル、2枚のミニアルバム、4枚のアルバムを世間に送り出しています。
並行して、2013年にはm-floと共に映画「鷹の爪~美しきエリエール消臭プラス~」の主題歌を担当し、2014年には楽曲が映画「渇き。」の挿入歌として使われました。
その後、2015年3月にはTOY’S FACTORYよりメジャーデビューしました。
彼女が素顔を公開したのも2015年です。
端正でミステリアスな風貌は大きな話題を呼びました。
若くして怒涛の快進撃を続ける彼女は、デビュー当初は女子高生のラッパーということで大きく注目されました。
しかし、世間は徐々に気づき始めるのです。
「女子高生ラッパー」という話題性のある肩書の奥に隠されたDAOKOの持つ圧倒的なセンスに。
光り輝く個性!DAOKOの音楽性について
キーワードは「孤独」と「力強さ」
DAOKOは、一般的にはヒップホップに分類されるアーティストです。
ヒップホップは1970年代のアメリカで生まれた音楽であり、当時は、ラップ、ブレイクダンス、グラフィティアートの3つを大きな要素として持っていました。
韻を踏むことを特徴とするリズミカルな歌唱法であるラップを大きな特徴とするヒップホップは、爆発的に世界に広まります。
その後、ヒップホップは細分化されていき、現代においては、歌唱法がラップであるだけで、ヒップホップに属する音楽としてとらえられる傾向があります。
そのため、DAOKOの音楽もヒップホップに分類されるのです。
しかし、DAOKOの音楽は大まかにヒップホップと一括りにするには、あまりに個性的です。
DAOKOの音楽の特徴を敢えて言葉にすると、「ラップ」「ポエトリーリーディング」「ウィスパーボイス」の3つの要素が楽曲全体の大きな柱となっています。
彼女は「女子高生ラッパー」として話題性のあるデビューを飾ったため、「ラップ」に大きく注目されますが、むしろDAOKOをDAOKOたらしめているのは彼女が紡ぐリリックではないでしょうか。
ここで彼女の書くリリックを取り上げてみましょう。
「先も知れず融けてゆくの あたたかい水の中
弾ける気泡 ニンゲンのよう あたしだっておんなじだ」
出典: https://twitter.com/MinMizugane/status/845856140512522240
嫌いなあの子が死体になっちゃってもだれも気にしないんだろうなあ星たちの消滅よくあることのひとつ / 一番星
出典: https://twitter.com/daoko_lyric_bot/status/912820647062941696
素直で繊細な言葉選びにより紡がれる彼女のリリックは、強い孤独感を内包しています。
そして、その強い孤独感がシンパシーとなり、孤独な時代に生きる私たちの心を打ちます。
壊れそうで 壊れやしない
溢れそうで 溢れもしない
半端モンのボクだから
大したものにはなれないや
拝啓グッバイさようなら/DAOKO
出典: https://twitter.com/hate_music_k/status/863313496879923200