あの子よりもその子よりも夢見る乙女じゃないけど
桃色に淫らなジェラシー 今夜だけ見せてあげるわ
(ドントストップトゥラブミー)
(Don't stop to love me)
出典: チェリーハント/作詞:奏音69 作曲:奏音69
アリスは一般的な女の子のような純粋な恋愛感情を経験していないようです。
ピュアな恋愛をする人に嫉妬心すら湧くほど。
その代わりにアリスは、ステージ上で多くの観客を魅了できる。
英語の部分では観客に向かって「私を心の赴くままに愛して」と投げかけてみせます。
恋愛と引き換えに、彼女はシンガーとして注目の的になっているのですね。
いわゆる「アイドル」のような存在と思われます。
秘められた恋心
この恋がもっとカゲキでムジャキな
快楽に溺れて堕ちるなら それもアリでしょ?
ナカナイ女=(が)イイコじゃないのよ
おあずけチェリーは最後に頂きましょう
出典: チェリーハント/作詞:奏音69 作曲:奏音69
MVではパフォーマンスするアリスと、会場の奥で作業するバーテンダーが映し出されます。
アリスはバーテンダーを気にしている様子ですね。
「恋」とはおそらくバーテンダーに向けた恋心。
観客から浴びる視線や愛情…アリスはそれだけでは満たされない。
ここでは何を「おあずけ」しているのか?
それは、バーテンダーに接近したいという願望のことです。
凛としたパフォーマンスの裏側には恋心が秘められているのですね。
恋心を伝えるも
「愛して欲しい」なんて言葉の罠を仕掛けて
求めた以上がため息に混ざって抜けていくわ
胸の奥が酒焼けたみたいに
(スリーインナベッド)
私の心へthree in a bed
脆く儚く崩れたアリバイ
出典: チェリーハント/作詞:奏音69 作曲:奏音69
アリスはバーテンダーに大胆にアプローチを仕掛けます。
純粋な恋愛を知らないアリスは、こういった方法しか分からないのでしょう。
しかし自分の行動に対して手ごたえは得られなかったようです…。
バーテンダーにサラリとかわされてしまいました。
アリスは切ない恋心に胸が「ギューッ」と締め付けられてしまいます。
徐々に露わになるアリスの本心
かわされてしまう…
あの言葉もその言葉も微笑みで返されるけど
色恋営業じゃないの! 本当の心見てほしい
(ドントストップトゥラブミー)
(Don't stop to love me)
出典: チェリーハント/作詞:奏音69 作曲:奏音69
アリスの賢明なアプローチを巧みにいなすバーテンダー。
さすがモテる職業。
魅力的なアリスの誘惑に容易になびくことはありません。
でも今回は、パフォーマーとして皆を誘惑するのとは話が違います。
アリスはバーテンダーを特別な相手として見ているのです。
先ほどは余裕をみせながら観客を虜にしていたアリス。
今はバーテンダーを振り向かせることに必死になっていますね。
傷つくアリス
この夜をもっとウワキでヨウキな
カクテルに溶かして飲み干すなら ここでサヨナラ
(ライクアヴァージンナイト)
Like a virgin night どうぞお好みのカラーで
最後に私がひとりで泣くだけよ
出典: チェリーハント/作詞:奏音69 作曲:奏音69
バーテンダーに詰め寄るも思いが届かないアリス。
貰ったカクテルを飲み干したら帰るしかない…。
一人で叶わぬ恋を嘆き涙する姿が最後のフレーズで歌われていますね。
この歌詞が終わったのち、MVではアリスの過去の場面が次々と映し出されます。
バーテンダーの男性が幼いながら親に連れられ、お金と引き換えに店に渡される光景。
男性はそのお店で働くようになります。
貧しい家であったために幼少期からこの店で働いていることが分かりますね。
そしてそれを見ていたアリスは、自らも店で働き始めます。
アリスは幼いころから男性に思いを寄せていたのですね…。
不完全燃焼になった恋心
私帰れない そんなくちづけで
中途半端に酔わされた私のチェリー
(シトラス)
Citrusの甘い香りに魅せられて また独り夢で咲く
(ドントストップトゥラブミー)
(Don't stop to love me)
出典: チェリーハント/作詞:奏音69 作曲:奏音69