君が力をくれる
いつでもラブラブ
"いま何してるの?"既読もつけずに TaxiのBack seat
いつも急だけど 呼び出せる フランクな距離が恋しい
好きな服を着て 流行りの歌で朝まで騒いだ
あの日々をThrow back 笑顔だけ切り取った Photograph
出典: 100 SEASONS/作詞:YVES&ADAMS 作曲:SKY BEATZ/J FAITH/RICO GREENE
2番が始まります。
彼女からラインが届いたのでしょう。
彼は唐突に会いたい気持ちが湧いてきてしまいました。
そこで何とラインを読みもせずに彼女に電話をかけ、勢いタクシー捕まえて後部座席に乗り込みます。
向かう先はもちろん彼女のいる場所!
この唐突さ加減が彼らお決まりの距離感なのですね。
“Throw back”はここでは「過去を振り返る」の意味で使われているようです。
思い出されるのはお洒落して流行歌を流し歌ったりして夜通し騒いだ楽しき日々。
そんな記憶の1ページを収めた写真たちは笑顔で満ちていたのでした。
優しさは強さへと
優しさが充電されるように
この時が強さに変わるよ
出典: 100 SEASONS/作詞:YVES&ADAMS 作曲:SKY BEATZ/J FAITH/RICO GREENE
このパートは独特な比喩表現が用いられていますね。
恐らくは次のような内容を語っているものと思われます。
君と会えた日、声が聞けた時、あるいは君を想う時。
いつも優しい気持ちを思い出させてくれたよね。
そんな時には自然とやる気がみなぎってきたり、もうちょっと頑張ってみようかと思えたりしてたんだ。
優しさが強さに変わる不思議なこの感じ、教えてくれたのはきっと君だね。
いつもそばには
ありふれた Sunday,Monday…
Ordinary days 晴れ渡っていく
君と並んで Birthday Summer holidays どんな季節も
そばにいて心に触れていたいから
君と笑って泣いて過ごす Everyday 掛けがえない
100 SEASONS
出典: 100 SEASONS/作詞:YVES&ADAMS 作曲:SKY BEATZ/J FAITH/RICO GREENE
そしてサビは繰り返しになります。
ですが視点を変えてみると、これはファンに向けた言葉でもある可能性はあります。
サビ前のフレーズにしても、いつもJSBの楽曲を聴いてくれているファンに力を与えたい気持ちの表れなのでは?
思えば春夏秋冬どんな季節でもJSBの歌がそばにあった。
笑ったり、泣いたり、どんな時も寄り添ってくれた。
そんなファンのために音楽を届けていくので、これからやって来る100の季節もJSBと共にあって欲しい、と。
希望を求め
また光が照らすまで
永遠など無いことを知った
たくさんの当たり前に a grateful day
またこの場所から 星が見えるまで何度でも空を見上げよう
出典: 100 SEASONS/作詞:YVES&ADAMS 作曲:SKY BEATZ/J FAITH/RICO GREENE
永遠に続くものは無い。
それが世の摂理ではありますが、それを自覚するとは何かしら不条理な出来事でも起きたのでしょうか?
思い当たる節はというと、やはり猛威を振るうコロナウイルスについてです。
これまで当たり前だと思っていたことができなくなるという事態が至る所で発生しています。
“grateful”は「感謝している」という意味。
当たり前でなくなって初めてありがたみも実感できたのでしょう。
今見える空を雲が覆い尽くす曇天に喩えるならば、雲が晴れ再び空に星の輝きが戻るまで。
それまでは希望を捨てずに空をまた見上げようと呼びかけます。
またそれは自分たちのこれまでの活動と重ねているようでもあります。
思えば当たり前になっていたライブも中止せざるを得ない状況にまでなってしまった。
その当たり前だったことのありがたさをこれまで以上に実感している日々。
だけど再びステージに立ち、会場いっぱいのペンライトを見上げてみたい!
そんな彼らの想いがリンクしている気さえしてきます。