miwa【ぬくもり】歌詞の意味を解釈！寂しいのに一人を選ぶのはなぜ？主人公がこれから歩む道とは…

力強い言葉が並びます。

描かれているのは主人公が望む理想の自分の姿。

これまでは、あなたをはじめとする他の誰かに頼ってばかりの人生を歩んでいたのではないでしょうか。

何をするのにも、甘えてばかりいた。

今まではそれで良かったのかもしれませんが、あるとき自分の弱さが原因で壁にぶつかってしまったのでしょう。

その壁を乗り越えるために、主人公は“一人で”歩んでいくことを決めたのです。

理想の自分になるために、胸を張って生まれ育った町へ帰ってくるために。

とはいえ、まだ歩み始めたばかりです。

本当は不安もたくさんあるのでしょう。

後半の歌詞では誰に告げるでもなく、弱音を吐露しています。

生まれ育った町を離れ、新たな場所での生活を始めた主人公。

まだ淋しさは拭い切れていない様子です。

私たちはその場の雰囲気や人々の心情を「空気」と表現します。

その空気がいつもと違うときには、「空気が違う」「空気が変わった」という言葉を使います。

ほぼ必ずと言っていいほど、誰もが空気の変化を感じた経験があるのではないでしょうか。

たとえば旅行。

見知らぬ町の空気は、住み慣れた町とは違うものを感じます。

それは自然や人の多さ、年代、男女比、建物、さまざまな要素が絡み合って作り出される唯一無二のものです。

もちろん自身の心境の変化も影響しているでしょう。

旅行とまではいかなくても、買い物に行った先のスーパーでも空気は違います。

主人公も今、その空気の変化を肌で感じています。

さらに旅行という短期間のものではなく、その地に住むと彼女は決めました。

それもたった一人で。

「一人暮らしは楽しい」という方も多いですが、慣れるまでには相当な心力を使うはずです。

それでも一人を選んだ主人公からは、弱い自分を変えるんだ！という強い意志が伝わってきます。

あなたへの思いを語っています。

甘えてばかり、頼ってばかりだった主人公を側で支えていたのがあなたという存在でした。

あなたからすれば、「主人公は一人でやっていけるのだろうか…」と心配な気持ちになるはずです。

そんなあなたを安心させようと、この歌詞に思いを込めたのでしょう。

最後のサビの歌詞。

この楽曲で描かれているのは主人公の“成長”です。

理想の自分になるために一歩踏み出すとは決めたものの、一番では弱音を吐くシーンもありました。

しかし新しい町での生活が始まり、徐々に力強い言葉が並び始めます。

そしてこの最後のサビではどうでしょうか。

しっかりと自分の足で立ち、進んでいく主人公の姿が描かれています。

特に最後の一行。

主人公にとって、あなたからの思いは求めるものから、お守りへと変わりました。

旅は始まったばかりですが、すでに彼女は理想の自分に一歩ずつ近づいているのではないでしょうか。

きっと彼女は願いを叶えることができるはずです。

「ぬくもり」はmiwaが自身の“母”ヘ向けて作ったのだそうです。

この楽曲に登場したあなたとは、母のことなのでしょう。

主人公が頑張ることができたのは、あなたへ恩返しをしたいという思いもあるのではないでしょうか。

「支えてくれた人は誰ですか？」という問いの答えは人それぞれでしょう。

主人公のように母だという人もいれば、父、祖父母、兄弟、友達、同僚…。

もしかしたら思い浮かぶのは一人だけではないかもしれません。

私たちは人生という物語を、日々戦い抜いています。

気づいていないだけで、そこにはこの楽曲のあなたのように支えてくれる存在が必ずいるはずです。

夜が明ければまた新しい一日が始ります。

一日の始まりにこの曲を聴いてみると、周りからの「ぬくもり」に気づくことができるかもしれません。

miwaの楽曲には「ぬくもり」の他にも夢に向かって頑張る姿を描いた楽曲がたくさんあります。

ここではその中からおすすめ曲の紹介記事をピックアップ！

新生活を始めようとしている方、新しい挑戦をしようとしている方に聴いていただきたいです。

ぜひチェックしてみてください！