切ないバラード「サヨナラ」
乙女の切ない恋心や辛い心境を綴った歌詞で女子の心を掴んでいる加藤ミリヤさん。
そんな加藤ミリヤさんに憧れてファッションなどを真似する女子、「ミリヤー」が流行っていました。
当時の加藤ミリヤさんは「女子高生のカリスマ」と呼ばれ、かなりの人気でした。
小学生の時に作詞を始め、多くの著書を発売し世間に自分の思いを伝えてきた彼女。
そんな彼女が書いた切なすぎるラブバラードが、「サヨナラ」。
一体どのような歌詞なのでしょうか?
その歌詞には一体どんな思いが込められているのでしょう。
そしてこの切ない歌詞の背景には何があったのか。
深く読み解いていきましょう。
辛くないフリ
面影
無くしたものを繋ぐように
胸に詰まる懐かしい面影
出典: サヨナラ/作詞:3rd Production 作曲:3rd Production
曲の出だしからいきなり切ないですね…。
もう思い出の中にしかないあの幸せだった日々。
その幸せな日々はもう戻ってこないし、失ってしまったのです。
それはまるで、パズルのピースのようにバラバラになってしまいました。
そのピースを繋いでくれるのは、胸の中に居続ける懐かしい彼の存在なのです。
強がり
幸せだった だけど今は
抜け殻みたいに無理に平気なフリしてるの
出典: サヨナラ/作詞:3rd Production 作曲:3rd Production
幸せだった彼との日々はもう遠い過去の話になってしまいました。
ずっと続くと思っていた幸せは永遠ではなかったのです。
永遠を信じていた女性は、全てにおいてやる気をなくしてしまいます。
やる気をなくして生きる気さえもなくしてしまうかもしれません。
しかし、友達の前や家族の前では強がっていなければ。
そう思い、強がってばかりいると本当の自分の気持ちに蓋をしてしまうのです。
そして自分に素直になれなくなってしまいます。
選んだ別れ
なぜ?
あなたは愛しい恋人
絵に描いたような人
何故別れ選んだ
出典: サヨナラ/作詞:3rd Production 作曲:3rd Production
付き合っていた頃はきっと、漫画の世界の王子様のように素敵な人だったのでしょう。
優しく顔もカッコよく誰もが羨むような、理想的な彼。
そんな彼を失ってしまったのです。
「どうしてこんな素敵な人と、別れることを選択してしまったのだろう。」
きっとこんな風に後悔しているのでしょう。
もしも、自分があの時別れを選択していなければ。
そうしていれば、彼は今も私の彼だった。
そう後悔しているのではないでしょうか。
思い出
あまりに美しい恋よ
胸に隠して サヨナラ
出典: サヨナラ/作詞:3rd Production 作曲:3rd Production