DAOKO『BANG!』とは?
DAOKOの「BANG!」は、2016年9月14日に発売されたセカンドシングル、「もしも僕らがGAMEの主役で / ダイスキ with TeddyLoid / BANG!」に収録されている楽曲です。
同シングルに収録された「もしも僕らがGAMEの主役で」はCygamesの企業CMのCMソングとして起用されたことでも話題になりましたね。
DAOKOの「BANG!」のMVが気になる...!!
外国人の警官たちが踊りながら向かった先には、まさかの死体役でDAOKOが...!?
一緒に死ねるくらい愛して欲しいという歌詞の内容を反映したMVで、ビビットな色彩とイケメン警官たちを引き連れたDAOKOの姿がとってもクールで、ぜひ見ていただきたい作品です。
DAOKO「BANG!」の歌詞解釈
「BANG!」の曲は好きだけど歌詞の意味はよく意味がわからない、考えたことがないという人も多いのではないでしょうか。
DAOKOの独特の世界観で作り上げられた歌詞なので、実は筆者もあまり気にせずに心地よく聴いていました。
しかし、今回はそんな「BANG!」の歌詞をあえて解釈します。
曲の印象が変わるかも...!?ぜひ読んでみてください。
刺激的かつ狂気沙汰の愛をあなたに...!?
ちょっとみて
よそ見しちゃ駄目駄目
開けた目 アタシ見る為
そっとギュッてして
刺激的かつ狂気沙汰の愛に溺れる
ちょっとみて
よそ見しちゃ死刑ね
その穴 形はアタシ
もっとギュッてして融けあって
埋まらないけど重なりあって
出典: https://twitter.com/hmwave7/status/866490721808732160
「よそ見しちゃ駄目」という歌詞までは、可愛らしいなあという感じで聴けるのですが、「 開けた目 アタシ見る為」というところから雲行きが怪しくなり、「刺激的かつ狂気沙汰の愛に溺れる」と続く歌詞で、病的に愛している、そして、愛して欲しい女の子の歌詞なんだとわかります。
DAOKOのように甘い声で囁くように「よそ見しちゃ死刑」と言われれば、よそ見できなくなりそうです。
だんだんと尖ったワードチョイスに慣れてきたところで飛び出す単語が「その穴形はアタシ」 。
ビビットな歌詞の波状攻撃ですね。
普通なら男性から女性に言いそうなセリフですが、女性が主語になっているだけで、付き合っている相手から形を変えられるのではなく、私は変わらないから私の形を覚えてねというちょっとSっ気のある感じになってこれはこれで魅力的に響きます。
続く「もっとギュッてして融けあって 埋まらないけど重なりあって」という歌詞は、言葉通り男女の営みを描いているとは思うのですが、それと同時にお互いの心を埋めることはできなくても、色のついた透明の板を重ね合わせると色が混ざるように、重なり合うことで新しい色を生み出すことはできる、そんな男女の関係性を示しているのかもしれません。
全部嘘だけど信じてくれる?矛盾に見える真実
CHU-CHU-CHU
全部嘘だけど信じてくれる?
CHU-CHU-CHU
嘘の嘘の本当の嘘なの
CHU-CHU-CHU
全部嘘だけど愛してくれる?
CHU-CHU-CHU
ねぇ、アタシと死ねるの?
出典: https://twitter.com/usuraiwari2/status/849590206122545154
誰もが自分の中に蓄積された記憶の中から何かを演じて言葉を発しているとしたら、それは演じているのだから全部嘘に当たるのかもしれません。
だとしたら嘘はついたことがないと言っている人が一番嘘つきということになります。
だからこそ、この歌詞の女の子は「全部嘘だけど」信じて欲しい、それが「本当の嘘」、つまり本当の私だからと言っているのではないでしょうか。
一緒に死ねると思うくらい自分も愛しているから同じくらい愛して欲しい。
本当の私はこんなにも狂気じみて、嫉妬深くて、恐ろしい、でも愛して欲しいと女の子の感情が溢れ出した歌詞ですね。
「LOVE & DIE ♂♀心中」に込められた意味
BANG! BANG! BANG! BANG! LOVE & DIE
♂♀心中
BANG! BANG! BANG! BANG! LOVE & DIE
BLUEに染めてあげる UH
出典: https://twitter.com/taji_s15/status/896961248339701760