主人公の発する言葉は、どれもただの「文字」として相手に伝わります。
電話のように声が聞こえるわけでも、手紙のように筆跡から個性を感じることもありません。
簡単に読み飛ばされてしまいそうな文字の羅列の中で、自分のひと言を光らせることができたら……。
それは画面の向こう側で、誰かの力となるはずです。
些細な言い回しで受け取るニュアンスが異なるように、例えネット上でも優しい人の言葉は分かるものです。
これから生きていく上で、誰かに手を差し伸べられるようなあたたかさを持っていたい……。
自分の為にしか生きてこなかった主人公の「成長」が感じられる終わりとなりました。
まとめ
ラップを主体とし、1度聴いただけでハマってしまいそうな歌声と繊細な歌詞が特徴のsloppy dim。
20代に足を踏み入れたばかりの彼らが、音楽に乗って旅に出る様子を描いた「minority」も見どころ満点です。
大好きな音楽と共に生きる「素敵さ」と、明るい未来への憧れで多くの人の共感を呼びました。
sloppy dim【minority】歌詞を解釈!覚めない夢とは?第1章から最終章までの変化に迫る - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
TikTokで話題を集めたsloppy dimの「minority」。チル系日本語ラップを牽引するユニットの一曲は、レトロと未来感が混在する、中毒性満点のナンバーでした。「覚めない夢」の正体とは、そして物語のような旅の先にあった変化とは何かに迫ります。ゆったりとしたお洒落なサウンドと、独自の世界観に浸ってみませんか。
また、sloppy dimと同じくTikTokなどで話題となったラッパー・Rin音も要チェックです。
「SNSを愛してる」は、「カタコト」と同じくネット社会での出来事をモチーフとした楽曲。
現実と理想の差や、SNSを通して繋がることの難しさは多くの人が経験している毎日でもあります。
そんな中でどう繋がり、寄り添っていくのかについて考えたくなる1曲です。
Rin音【SNSを愛してる】歌詞の意味を解説!LINEが消せない理由とは?SNSで繋がる想いに迫る - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
俺様一番なラップはもう古い!?Rin音のような新世代ラッパーは、ゆったり感が売りです。攻撃的な音楽は苦手という人にも、きっと受け入れられるでしょう。【SNSを愛してる】は、日常を切り取った曲作りが得意な彼らしい1曲です。SNSが日常に浸透している今だからこその、想いを繋げる方法とは何でしょう?歌詞を解説していきます。
正しく使うことで、顔も知らない誰かを勇気づけることができるネット社会。
そんな社会の中で生きているからこそ、もう1度自分の発言に気をつけたいと思えるような楽曲となりました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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