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2016年12月14日更新

初心者の人でも大丈夫!初めてのボカロ曲の作り方!

大人気のヴォーカロイド「初音ミク」を使い音楽を作ってみましょう。ここでは、現在無料配布されている「Cubase elements 8」と「VY1V4」の体験版を使って、初音ミクの使い方を解説します。無料体験版とは言え、製品版と同じ機能を活用することができます。これからヴォーカロイドを初めてみたいという方は必見です!

初期設定とインストール、入力作業まで

インストール作業など、下準備をしておこう!

インストール作業は、過去に私が執筆させていただいた記事を参照しておいてください。


この記事ではCubaseでの簡単な作業についても触れています。


音楽の作り方については本コンテンツで詳しく解説しますので、まずはソフトウェアのインストールについて確認し、インストールして下さい。

使用するソフトウェアについて

上記記事でも詳しく解説されていますが、Cubase elements 8はDAWソフトで、音楽を作ったり録音をするために必要な制作ソフトです。

そしてVY1V4は初音ミクと同じ操作で歌を作ることができる「歌声ライブラリ」です。


初音ミクのような女性の声が収録されています。

「VOCALOID editor for Cubase」(以下、ボカキュー)を使って歌声音程の入力作業を行います。

ヴォーカロイドでは歌声ライブラリの中のデータを独自の技術で合成しています。


そして次に「ボカキュー」より入力した音程等のデータにあわせて、歌声再生を行っているという仕組みです。


ボーカロイドを使えば様々な歌詞にあわせて歌を歌ったり、あるいはボカロP(ボーカロイドプロデューサーの意味)たちの間でも人気の、「あたかも声が裏返っているかのような「ケロケロ」ボイス」を作ったりする事もできます。


※「ケロケロ」とは-初音ミクで歌うことができるケロケロはVY1V4でも実現できます。ケロケロとは声が裏返っているかのような面白い歌い方としてインターネット(ニコニ動画など)でも「歌ってみた」シリーズとして話題になっているケロケロボイスは、歌に導入するなどで使ってみると面白い歌い方としてアピールできます。

メロディーを作成して歌わせてみよう!

最初は「ドレミファソラシド」からはじめてみよう!

「ドレミファソラシド」と順々に歌わせてみましょう。


簡単なようですが、操作を覚えるまでは時間が掛かります。


時間を掛けてゆっくり入力作業を行ってみるようにしましょう。


一番最初に曲のテンポを調整します。


ロケーションバーを表示させてから「TEMPO」をクリックし、数値を「50」へと変更しましょう。

これで再生テンポが120から50へと変わります。


ボカキューのFXトラックを追加して、今回はまず4小節のリージョンを分確保します。


トラックウインドウ上で「鉛筆ツール」を選択し、1から4小節目までを選択して図のような空リージョンを作成して下さい。

「矢印ツール」へと変更した後リージョンをダブルクリックすると、音符データを入力する事が出来るピアノロールエディターの画面が開きます。

ピアノロールエディター上でも、音符を入力するためには同じく「鉛筆ツール」を活用して入力を行います。


鉛筆ツールは上記メニューバーの中に含まれている鉛筆のマークが表記されているアイコンをクリックして選択します。この鉛筆ツールで、図のようにして画面上に音符を入力していきます。


白鍵の途中に黒鍵を含むので注意して入力しましょう。

入力したメロディーの音符の長さや音程を調整したり、選択する場合には「矢印ツール」を活用して下さい。

基本的には編集する対象が音符になっているだけでワードやエクセルなどの操作と似ています。


このリージョンの中にメロディーの音符を入力していきますが最初はCubase側で入力作業を行い、後からボカキューを活用しながら今度は歌詞を入力をしていきます。

Cubase側で「さくらさくら」の音程を入力しよう!

ここでは練習用に「さくらさくら~野山も里も~」というメロディーを入力してみましょう。


まずはCubase側でメロディーの音程を入力していきます。


ピアノロールエディターを活用して図のようにメロディー入力を行って下さい。

次にボカキューを起動して歌詞情報を入力していきます。


まず図のようにしてメニューバーより「VOCALOIDエディターを起動」を選択をしてボカキューを起動して下さい。

ダイアログが表示されるため「はい」を選択します。

次に、下図のようなボカキューの画面が表示されたら歌詞を入力するため、メロディーの音符データをダブルクリックしてみましょう。

テキストデータを受付けする状態に変化したら、キーボード画面から歌詞のテキストを入力していきます。


この作業を「歌詞の流し込み」と呼んでいます。

「さくらさくら のやまもさとおも」と、合計14文字のひらがなを使って入力します。


「さーとーも」の部分は「さとおも」と入力してメロディーに使われている音符の数と合うように工夫して入力しましょう。

音程が入力できればしめたもの!

この状態で、あとは伴奏を付け加えていきます。


伴奏を作るためには、従来ならばシンセサイザーやギターなどの楽器が必要でした。


しかし新しいCubaseでは、DAWの中に音楽素材が最初から入っています。


この素材を組み合わせて、「さくらさくら」に伴奏を付け加えて音楽として完成させてみましょう!


操作は決して難しいものではなく、マウスのみを活用して制作を行う事が出来ます。

伴奏を追加してみよう!

ボーカロイドの音声と伴奏は別に作成

今度はボーカロイドの音声とは別に、伴奏を作成していきましょう!


伴奏にはまずリズムを刻むドラムが必要になります。


そこでまずは基本となるリズムを伴奏として付け加えてみましょう。

伴奏の追加はCubaseならマウス操作だけで簡単!

リズムパターンが録音されている音楽素材がCubaseの中にインストールされているので、この素材を使ってリズムを作ってみましょう。


もちろんピアノやギターなどの音を録音し、自分好みに音楽を自由に作り上げる事も可能ですが最初のうちはこうした簡単な作業からはじめてDAWの操作に慣れてしまうのがおすすめです。

Cubaseの音素材は「MediaBay」に格納されているので活用!

Cubaseには強力な音素材が豊富にプリセットインストールされている「MediaBay」が搭載されています。

MadiaBayに格納されているロックやポップス、テクノ、アンビエントなどの強力な素材は、音楽作成には活用しやすい非常に便利な音素材のライブラリーとなっています。


素材の中にはWAV素材(録音したオーディオファイル)だけでなく、MIDIファイル(音符データ)も含まれています。


そのため例えば付属のVSTインストゥルメントのソフトウェア音源である「HALion SONIC SE2」や、

また「GROOVE AGENT SE4」を、素材のMIDIファイルを使って再生させる事もできます。

MIDIについては少し複雑なのでここでは触れませんが、興味がある方はHALionやGROOVE AGENTをVSTラックに拡張してボーカロイドと合わせてみるのもオススメです。

MediaBayの音楽素材を視聴してみよう!

MediaBayを表示させるには、画面左上ツールバーの中にあるアイコンをクリックし、さらに「ラック」のラジオボタンをクリックします。

すると画面右側にMediaBayが表示されます。


「VSTInstrument」タブが表示されている場合には「MediaBay」タブをクリックしてタブ内を表示させましょう。

ダブルクリックだけで素材を使うことができるMediaBay

MediaBayの画面は下図のようになっています。

検索フィルターを使うと、左側より「楽器の種類1(Category)」「楽器の種類2(Sub Category」「ジャンル(Style)」をフィルター可能です。


例えば「ロックのリズム」を探す場合には「Styleをロック」に、そして「Categoryをドラム」に変更します。


画面中央部のファイルリストが表示されている部分には「素材のタイトル」などが表記されています。


素材を選択すると、下部に波形プレビューが表示され素材内容の確認が可能です。


ファイルリストのタイトル左側のアイコンには色々なものがありますが、アイコンを見て何の音が録音されている素材なのかを判断できます。

ドラム系の伴奏をこれから追加したいためフィルターでドラムのみに表示を絞ってから音素材を選択してみましょう。


ここでは検索フィルターから「StyleをUrban(Hip-Hop / R&B)」に「CategoryをDrum&Perc」選択して、ファイルリストより「01 98.5 drums01」という素材を選択してみます。

タイトル名をクリックすると、MediaBay下部に音素材の波形が表示されてプレビュー再生が開始されます。


次に、選択している音素材のタイトルをダブルクリックをすると、トラックウインドウへと先ほどのファイルが追加されます。

伴奏の再生テンポを調整してみよう!

現在のリズム伴奏はテンポが一致していないため、Vocaloidのメロディーとずれて再生されています。


そのため次に伴奏のテンポを変更して、Vocaloidの音声と併せて再生させるようにしましょう。


Vocaloidのメロディーのテンポは50で作成されているため、リズムの伴奏も50に合わせ、「メロディックモード」をONにして、テンポを変更しましょう。


まずは追加された素材の波形リージョンをダブルクリックして「サンプルエディター」を起動します。

元の素材のテンポが「98.5」なので、丁度半分程度のテンポ「49.2」にします。(下図①)


そして「メロディックモード」をONへと変更する事で、伴奏のテンポを合わせることができます。(下図②)

サンプルエディターを閉じてから再び再生を行うと、歌声と伴奏リズムのテンポが揃って再生されるようになります。


このようにして、好みで音素材を組み合わせていけば、楽器がなくても自分好みの音楽を自由に組み立てていくことが可能です!

音楽として完成させよう!

2つのオーディオファイルを合成して完成!

最後にいよいよ「歌声のデータ」と、「伴奏のオーディオデータ」との2つをCubaseで合成して1つのオーディオファイルにして仕上げをします。


これはミックスダウン(「書き出し」という場合もあります。)という作業で、メニューの「ファイル」より選択する事ができます。


オーディオファイルとして書き出しを行う事で、Cubase以外の一般的なオーディオプレイヤーでも音楽ファイルを再生する事が出来るようになります。


早速書き出しを行ってみましょう!

ファイルメニューより「ミックスダウン」を行って完成!

完成した音楽はミックスダウンを行って書き出しを行います。ミックスダウンの方法については以前の記事で簡単に紹介していますが、再び紹介していきます。


まずはルーラーで「始点-終点」を設定します。


下図のようにルーラーより範囲を設定してください。

メニューバーより「ファイル-書き出し-オーディオミックスダウン」を選択します。

次にミックスダウンの設定ウインドウが表示されます。


この画面ではオーディオファイルの形式などを選択することができますが、今回はそのままの設定で書き出しを行います。


①書き出しするオーディオファイルのタイトルを設定し、

②書き出し場所を確認してから、

③「書き出し」ボタンを押して下さい。

ミックスダウンが行われ、ゲージが100%になったら作業終了です。お疲れ様でした!

保存したオーディオファイルは指定したフォルダ(デフォルトでは「C:\Users\ユーザー名\Music\」)に保存されています。

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この記事のキュレーター

業務用BGMを作曲するクリエイターとして活動する傍らで、フリーライターとして活動しています。AMEI認定MIDI検定二級(実技)ライセンサーです。演奏・作曲・MIX機材に関わる話題の記事執筆や、Linuxを使った無料ソフトでのDTMワーク環境構築、海外音楽トレンド記事の日本語翻訳、各種ブログ向けマーケティング記事のライティングが得意です。

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