「ココロノナカ」について

SNS上で公開

世界的な新型コロナウイルスの広がりを受けて2020年5月23日に野田氏のSNS上にて配信されました。

1分程度の短いMVですが大きな反響を呼びます。

音も映像も転載自由というのも大きかったのでしょう。

その反響を受けて6月に入ってから各サブスクリプションでの配信も始まったのです。

本来はRADWIMPSのMステ出演が決まった際に最初に描いた曲だそう。

ですがそこでは披露せずにSNS上での配信となりました。

皆を元気づけるようなココロ温まる歌詞になっています。

ワールドツアー中止のこと

新型コロナウイルスの影響はRADWIMPS本人たちにも及びました。

7月から開催される予定だったワールドツアーを中止せざるを得なくなってしまったのです。

今回はアメリカ、アジア、ヨーロッパで開催予定でしたが、全てキャンセルになりました。

感染の拡大状況が見えない中、会場に駆けつけたファンたちの安全を考えての苦渋の決断です。

楽しみにしていた多くのファンが落胆したことでしょう。

ですが完全に中止になったわけではないようです。

時期を改めて再び決行する予定と発表しています。

MVを見てみましょう

話題となったMVを、歌詞解説を読む前にぜひチェックしてみてください。

美しい映像と野田氏の透き通る声がマッチしています。

新型コロナウイルスに負けずに行きましょう!

逢いたいあなたに向けて

僕には戻りたい 明日があるから
僕にはまた逢いたい あなたがいるから

出典: ココロノナカ/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

誰もがコロナが終息した後の明日に行きたいと思っていることでしょう。

この歌詞がそんな気持ちを代表してくれています。

コロナ前に戻りたいけれどそれはどうやっても叶いません。

過去に戻ることは誰にもできないし、コロナ後の世界は前とは変わってしまっているからです。

ですから1行目の表現となっているのでしょう。

そして誰にも逢いたい人がいるはずです。

離れて暮らす家族、友人、そして恋人。

コロナによって半ば強引に引き離されてしまった人たちがいます。

逢いたくても逢えないこの辛い気持ちをどこに向ければ良いのでしょうか。

きっと野田氏が歌にしたためることで代わりにぶつけてくれているのです。

今は我慢の時だと暗にメッセージをくれているような気がします。

皆抱えているどうしようもない気持ちを野田氏の歌声が優しく包み込んでくれているようです。

溜まりに溜まった「ありがとう」

僕には言えてない 「ありがとう」ばかりで
また逢えたその時は 覚悟していてよ朝まで

出典: ココロノナカ/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

いつかいおうと思って溜めていた「ありがとう」。

それをどうやって伝えれば良いのでしょう。

LINEや電話ではなくやっぱり直接いいたい

そんな気持ちでいるのだと考えられます。

ZOOMやSkypeという手もありますがそれでは納得がいかないようです。

次に逢えた時には朝まで感謝を伝える気でいます。

いわれる方は嬉しいですが少し大変そう。

コロナで家にいる時間が増え、日頃のことを振り返る時間が持てたことで気がつくことがあります。

周りにいてくれる人たちに感謝を伝えていないことに気がついたのでしょう。

朝まで伝えても伝えきれない「ありがとう」が溜まっているのです。

自分を振り返る時間ができたことは良いことだといえます。

この機会に誰のおかげでこうして生きていられるのかをじっくりと考えたいものです。

なんでもない日のはずなのに