◆用語解説◆
- Let's get it on:さぁ楽しもう
- 狼煙を上げる:大きな動きのきっかけとなる行動を起こす
- クエルボ:テキーラのホセ・クエルボのことを指す。世界で大きなシェアを占める。名実ともに世界のトップブランド
- kingdom:支配している場所。王国
通すとこんな意味になります。
さぁ楽しもうぜ、動き出せ
でも金はねぇからクラブで有り金はたいてクエルボを浴びようぜ
いつかは俺の支配する場所がやってくるからよ
一見派手に遊んで切り替えようぜという意味に聞こえます。
ですが、テキーラの代名詞ともいえるクエルボを目指す姿の象徴として捉えるとまた見方が変わります。
”クエルボのように名実ともにトップを目指していく”
そんな意味も少なからず含まれているのではないでしょうか?
また、ここでは”俺に”と言っています。
冒頭の全ての奴は自分自身も含めてという意味なのか、はたまた団地の売人の声なのか…
ツライ現実…
現場に向かうボロいハイエース
憂鬱な気分さ大低
みんな無口で煙草吹かし
繰り返す日々に泣いて
電車に揺られるサラリーマン
いつになりゃ乗れるBEEMA
事業でこけたあそこの社長
近所では笑いの的
ストレス、挫折、抱える苦労
出典: Only God Can Judge Me/作詞:AK-69 作曲:AK-69,NATO
◆用語解説◆
- BEEMA:BMWの通称
ここでは情景を思い浮かべるだけでものすごく憂鬱な気分が感じ取れます。
みんなそれぞれ状況は違っても夢を叶えられないで挫折を味わい続ける日々に嫌気が指しているのでしょう。
”ユルさ”と”力強さ”の共存
でも平等にチャンスは到来
モノにする時間これは膨大
ダメでもともと結果オーライ
テメーの人生二度ともう無い
※繰り返し※
出典: Only God Can Judge Me/作詞:AK-69 作曲:AK-69,NATO
でもどんなに辛い日々が続いていたとしてもそれはいつか来るチャンスを掴むための準備期間です。
何かを成し遂げるためには膨大な時間がかかるのは当たり前のこと。
努力は必ず実を結ぶだけではなく努力は必ず自分の自信になって返ってきます。
だから今が踏ん張り時だと思えば頑張れますよね。
とはいえ、ガチガチで力を入れっぱなしではしんどくなってしまうこともあるかもしれません。
だから一度ダメもとだと思って少し力を抜いてやってみればいいんだというニュアンスが感じられます。
さらに”テメーの人生二度ともう無い”まで聴くとこんな力強いメッセージも聞こえてきます。
"自分の人生は一度きりしかないんだからダメもとでもやってみようぜ!
そうすれば平等にチャンスは訪れてくれるはずだからさ"
神様はちゃんと見てるぜ
つまり己の名誉 その栄光
伊達じゃねぇよ
投げ出すならば最後
Only god can judge me
どこにでもない音色 その才能
伊達じゃねぇよ
まだ照らしてる街灯
Only god can judge me
出典: Only God Can Judge Me/作詞:AK-69 作曲:AK-69,NATO
◆用語解説◆
- 伊達じゃない:単なる飾りや見掛け倒しではない。外見だけではなく、ちゃんとした内容・実力がある
英語の部分も含めてニュアンスを全面に出すとこんな言い方になります。
ちゃんとした中身があるから周りから評価されるってことだろ?
投げ出したら全部終わりなんだからこのままお前の信じた道をいけよ
ありふれてない音色や才能とか、お前には実力があるから自信を持てよ
街灯だとしてもちゃんと光があるんだからそのまま進めよ
これをAK-69が歌うからこそ”俺みたいに自信と誇りを持って信じた道を行こうぜ”という風に聞こえませんか?
今聴けばなおさら説得力を持って背中を押されるように感じられます。
AK-69が故郷の名古屋弁でHomieにエールを贈る
うまくいかねぇパターンがほとんど
でもえーがや 痛えのは少々
行くぞ Let's go
もう一度賭けにでるてIt's on
※繰り返し※
出典: Only God Can Judge Me/作詞:AK-69 作曲:AK-69,NATO
◆用語解説◆
- It's on:戦闘開始!
こんな風に言われるとすごく気が楽になりますよね。
もっと気楽に構えて、今うまくいかなくたってもう一度賭けに出た方が人生楽しいというように考えられます。
自分の信じた道を前向きに進んでいくにはこういう切り替えが大事なんですね。
さらにはこうして弱い自分との闘いに勝って前に進めるかどうかが夢を実現する鍵となるのではないでしょうか。