BABYMETAL「KARATE」
世界的にも非常に珍しい、ヘヴィメタル要素たっぷりの楽曲で踊るアイドルグループ「BABYMETAL」。
"Kawaii"と"Heavy Metal"の融合、"Moetal"と名付けたくなるような新感覚に虜になってしまったファンは数知れず。「可愛いだけじゃイヤ!」という女の子のお手本にもなるグループだといえるでしょう。
ヘヴィメタルを聴き始めて8年目の筆者が、全力でBABYMETALと彼女たちの楽曲「KARATE」をご紹介します!(メロイックサイン)
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弦を下げまくった低音がオルタナティブメタル感たっぷりで、サビの哀愁メタルテイストにゾクゾクしてしまいます。
「ギミチョコ!!」で見られたような"Kawaii"感が薄れて神々しさが出てきましたね。その成長すらも作品といえるでしょう。
聴き方としては、まず一回通して。そしてバックバンドの演奏だけに集中して聴き、最後に歌声とシンセやプログラミング的要素だけを切り離して聴いてみましょう。そこから他作品へと食指が動けばさらにグレイトです。
併せて聴きたいヘヴィメタルバンド
BABYMETALの楽曲を聴いていると、80年代~現在のヘヴィメタルのテイストが盛り込まれていることがわかります。関係者に王道メタルをリアルタイムで追いかけてきたメタラーがいることは間違いないでしょう。
イロモノ感の強いアイドルグループとして聴いても勿論楽しいと思います。しかしその根底に流れているヘヴィメタルのルーツやコアの存在を知れば、より本格的なファンになることができるでしょう。
それではBABYMETALとあわせて聴いておきたいHMバンドをピックアップしてみます。
Slipknot
覆面ヘヴィメタルバンド・Slipknotはネオメタル・オルタナティブメタルに分類されるのが一般的です。そのおどろおどろしいPVとリフとオカルトすぎる風貌は、夢に出てきそうなほどのインパクト。
特に以下の”(Sic)”という曲にBABYMETALの「Catch Me If You Can」のイントロの「まーだだよっ」をかぶせるのが非常に楽しいです。お互いのファンがニヤニヤしそうですね…筆者はどっちもニヤニヤします。
▼もうひとつのニヤニヤポイントはイントロの「Here comes the pain」。「へっこんだぺーい」に聞こえるという話題は定番ですが、何度聴いてもニヤッとしてしまいますね…。
どっちがいいとか悪いとかではなく、どっちもいいんです。
実際SlipknotのメンバーCorey TaylorとBABYMETALはインタビュー等でお互いに好感を持っていることがわかりますし、お互いリスペクトの気持ちが伴っていれば優劣のつけようがないと思います。
ARCH ENEMY
初めて聴くはみな「ボーカルが女性!?」と驚くであろう、Angela Gossow姐さんがすごすぎるデスメタルバンド・ARCH ENEMYも一緒に聴いてみましょう。
このバンドもBABYMETALの楽曲において、ちょいちょいそのエッセンスを感じることができます。リフやメロは各曲にかなり分散されていますが、両者の楽曲を聴きこんだ方には「あっここか!」という気付きがあるでしょう。
ARCH ENEMYも非常に素晴らしいバンドなので、いつかotokake内でご紹介できる日が来ることを心待ちにしております。
ほかにもBABYMETALを聴いていて連想するヘヴィメタルバンドはたくさんあるのですが、今回は2つにしておきましょう。
BABYMETAL「メギツネ」の紹介記事にも同じようにオススメヘヴィメタルバンドをピックしていますので、ぜひあわせてご覧ください。