おちゃらけない王道卒業ソング
今回紹介する「いつだってそばにいる」は、さっしーこと指原莉乃さんの卒業ソング。
別れや卒業というと寂しい曲かなと思いきや、明るく爽やかなナンバーです。
まさに明るく爽やかな指原莉乃さんの卒業ソングとしてふさわしい曲。
今回は、「いつだってそばにいる」の歌詞の意味を独自解説したいと思います。
「意志」のTYPE-Aカップリング曲
「いつだってそばにいる」は、2019年4月10日リリースの「意志」に収録されています。
収録されているのは、TYPE-Aのみなのでご注意を。
さっしーの卒業を記念する曲としては、「ジワるDAYS」と「意志」と合わせて3曲目。
「ジワるDAYS」や「意志」ではさっしーのおちゃらけた一面が表れていましたが、今回は全く違います。
おちゃらけた面はすっかり封印して、真面目に卒業に向き合う姿勢。
大人になった指原莉乃さんがHTK48に捧げる別れの曲といった感じです。
ストレートな歌詞のようで、実は中には現メンバーへの様々なメッセージが込められていると思います。
それではさっそく、涙が流れるMVをご覧ください!
泣けるMVはコチラ
かわいいルックスと頭の良さで、今やバラエティー番組でも大活躍の指原莉乃さん。
それを支えてくれていたのは、いつでもHTK48でした。
HTK48があったからこそ彼女がここにいる。
彼女のHTK48への想い、そしてHTK48のメンバーから彼女への想い。
それぞれが交差して、「別れたくない。それでも卒業を笑顔で迎えたい。」
そんな気持ちが伝わってくるようです。
ストレートで切ない歌詞の世界
「いつだってそばにいる」の歌詞は、一見するととてもストレートなようです。
しかしその中には、卒業や別れに対する様々な想いが隠されているように感じます。
大人になった指原莉乃さんは、これから大切な別れを大人として過ごそうとしています。
大人な対応を心がけ、もう全てを悟った人といった風格で卒業する。
そのためには、笑顔で卒業しなきゃならないのです。
思えばさっしーは、真面目な場面でこそおちゃらけた発言をして場をなごませることがしばしば。
その理由は、そうすることで真面目な自分と向き合わなくて済むから。
そして「ものすごく寂しくなることもないから」という理由もありました。
でも、カッコ悪くても構わない。今回こそは真面目に卒業しよう。
笑顔で卒業して、みんなに自分の強さを伝えなくっちゃ。
そういう風に、少し張り詰めた空気が彼女の卒業を包み込んでいるようです。
彼女は曲の中で、大人として最後までメンバーを励ますことができるのでしょうか?
かっこよく笑顔で卒業したい
そんな瞳で見つめないで
できることなら抱きしめたいんだ
心は君から離れない
いつだってそばにいる
出典: いつだってそばにいる/作詞:秋元康 作曲:杉山勝彦
ここは、卒業するメンバー(指原莉乃さん)目線の歌詞。
突然なくなってしまうHKT48という存在が、まだそばにいるような気がします。
いや、卒業してしまったとしても心の中にはまだいるのです。
かっこよく涙は見せずに卒業したい。そう思っているのです。
しかし寂しそうな、涙をこらえているようなメンバーたちの目を見ると、つい涙腺がゆるんでしまいます。
それはHKT48のメンバーたちと心がまだ繋がっているから。
それ以外に理由は見つかりません。
笑顔で見送りたい
涙をこぼしちゃいけない
いい思い出まで流れちゃうよ
頑張って 奥歯噛み締め
僕たちは微笑む
出典: いつだってそばにいる/作詞:秋元康 作曲:杉山勝彦
変わってここは、メンバー目線の歌詞。
目の際まで涙があふれてきているのに、必死で涙をこらえようとするメンバーの姿があります。
涙をこらえようとするのは、これまでの良い思い出まで消えてしまいそうだから。
だから、クールなくらいでちょうどいい。
最後は明るい笑顔を覚えていてほしいから、笑顔で卒業メンバーを見送ろう。
笑顔で卒業を迎えたいという気持ちは、見送る方も同じなのです。
しかし笑顔で別れるのは本当に難しいもの。
何かのきっかけで気がゆるんだとき、ふいに涙がこぼれてしまいそうです。