星野源のアルバム『YELLOW DANCER』(初回限定盤)おすすめ収録曲は？

１秒前はもう過去で、１秒たりとも止まることはない世界で、「やりたいことは何だ」という問いを突きつけるこの歌詞を聴くと、うかうかしてられないという気持ちになりますよね。

そんな歌い出しの「Crazy Crazy」です。

朝が弱い人にとって「おはよう始めよう」と動き出すのはとても難しいことだと思いますが、この曲をアラーム音にしてみるのもありかもしれません。

人生は一瞬だって無駄にできないという気持ちになる一曲です。

ベースラインがたまらなくいいので、低音好きの人はそこにも注目です。

体を思わず揺らしたくなるようなダンサブルさは残したまま、切ない大人のラブバラードに仕上がっている「Snow Men」。

ゆらゆら風に舞っても最後には消えてしまう海に降る雪のように、僕らの関係も「迷いながら　笑いながら」消えて最後は消えていくと歌っているのです。

しかし、海から上がった水蒸気が雪に変わることを考えれば、雪が「海になる」、そしてまた海は雪になるという繰り返しだとわかります。

ふたつの雪の粒が一瞬交わったように、たまたま出会った二人がまた人々の中に還って、元のように赤の他人に戻るということを「海になる」と表現した歌詞は数ある別れを歌った曲の中でも秀逸ですよね。

自分たちが生きている場所は楽しいこともあるだけで、元々地獄なのだから辛いこともたくさんあると思っておけば開き直って生きていけるという歌詞の「地獄でなぜ悪い」。

同じ地獄の仲間として一緒に頑張ろうと言っていくれているような歌詞は本当に辛い時も無理やり暗闇から引き上げてくれるようです。

逃げ出さずに「ただ地獄を進む者が悲しい記憶に勝つ」、つまり辛くても生きていればいつか報われると言っているのです。

地獄という言葉からここまでの歌詞が書けることにはもう驚くしかありませんね。

MVは星野源ワールド全開ですので、見て笑顔になっていただけたらと思います。

星野源のアルバム『YELLOW DANCER』のおすすめ収録曲をまとめましたが、いかがでしたか？

大ヒットを記録した「恋」で星野源を知ったという人も多いかと思いますが、このアルバムも、発売から売れ続けている理由が一度聴けばよくわかると思います。

まだ聴いていないという方はこれを機に『YELLOW DANCER』全曲聴いて見てはいかがでしょうか。