音楽の秋、コンクールの秋

懐かしいあの曲もあるかも?

合唱曲のおすすめランキング!合唱コンクールの定番曲から人気の名曲まで一挙公開!の画像

学校行事の定番、音楽祭や文化祭。

とくに夏の終わりから晩秋にかけては、「芸術の秋」「音楽の秋」と言われるように、合唱コンクールのラッシュかと思います。

クラス一丸となって、歌の上手さを競う「合唱コンクール」。

中学生や高校生の頃、皆さん一度は経験したことはありませんでしたでしょうか。

クラスみんなで優勝するために頑張って練習したことで、一致団結して仲良くなった!

あるいは、歌を歌うのがそんなに得意じゃなかったから、あまりいい思い出はないかも…。

そんなふうに合唱コンクールには、皆さん様々な悲喜こもごもの思い出があるのではないかと思います。

もしかしたらこの記事を読んでいる読者の方の中には、今まさに合唱コンクールに取り組んでいる!

そんな学生さんもいらっしゃるのかもしれませんね。

そこで本日は人気の合唱曲の数々をランキングとしてまとめてみました。ぜひご覧ください。

とくに大人になるにつれ合唱曲を聴くこともなくなっていくように思われます。久々に一曲どうでしょう?

懐かしい昔の思い出がよみがえってきたり、こんな曲そういえばあったなー!という驚きを味わったり。

そんな久しぶりの音楽との再会を、果たすことができるかもしれませんよ。

そもそも「合唱」とは?

合唱曲のおすすめランキング!合唱コンクールの定番曲から人気の名曲まで一挙公開!の画像

合唱の意味は、端的に言えば「複数人で2つ以上の異なるメロディを一緒に歌うこと」です。

斉唱は同じ音(ユニゾン)で歌うことをいいます。

学校で歌う合唱曲であれば、とくに3つのパートで歌う三部合唱、かつ男女混声の合唱が多いでしょう。

合唱曲発展の歴史は14世紀から。

はじめは宗教的音楽として使われ、複数の楽章からなるアリアやカンタータ、キリスト教の受難曲などにおいて。

時代が進むにつれ、徐々に合唱の形態が見られるようになりました。

そしてオペラへの展開から、最後にご紹介する交響曲の中での使用へと進んでいったのです。

現在の日本の学校で歌う合唱曲は、教育の一貫として、とくに第二次世界大戦後に集中して作られました

今では海外の楽曲や日本のポップスをアレンジしたものも、多く取り入れられるようになりましたね。

合唱曲ランキングベスト5

合唱曲のおすすめランキング!合唱コンクールの定番曲から人気の名曲まで一挙公開!の画像

それではここから筆者がオススメする、合唱曲のオススメランキングをご覧いただきましょう。

ちなみにですが、合唱が大好きな筆者は中学校の音楽系委員会の委員長・伴奏を担当。

さらには合唱コンクールの伴奏は、高校2年生まで務めた経験があったりもするんです。

なお今回は合唱曲の定番・名曲という縛りなので、ポップスの曲は割愛させていただきました。

その点のみどうぞご了承ください。

第5位「親知らず子知らず」

まず第5位でご紹介するのは「親知らず子知らず」

作曲家、岩河三郎によって作られた合唱曲です。

様々な学校の校歌や合唱曲、また吹奏楽のコンクール曲などもこれまで作曲している岩河三郎。

そんな彼による、悲しい親子の別れの物語を描いたのがこの曲となっています。

めちゃくちゃ渋い曲ですが、めちゃくちゃ胸に刺さる名曲「親知らず子知らず」をまずオススメします。

新潟県の交通の難所としても有名な崖、「親知らず子知らず」の悲しい言い伝えを歌った作品。

ここで暮らしていた歴史上の人物、平頼盛の子どもがその場所で波にさらわれてしまった。

そんな物語が、楽曲歌詞の元ネタとなっているそうです。

合唱曲としては、やや難易度高めともなるこの曲。

限界まで感情移入して歌うことで、印象深くグッとくる仕上がりになるでしょう

対して、棒読みのように無機質に歌うと曲の良さが台無しになってしまうのでご注意を。

第4位「春に」

第4位でご紹介するのは「春に」。

日本を代表するといっていい詩人・谷川俊太郎先生の詩を繊細なメロディに乗せた作品です。

元々この曲は、中高生向けの合唱曲集に収録された曲の1つとして有名になったものです。

「春に」を含めた「地平線のかなたへ」という合唱曲集に収録されている5曲。

全て作詞は谷川俊太郎、作曲は木下牧子によって手掛けられた楽曲となっています。

いろんなものが始まる季節となっている春。

その春のおとずれに対するどきどきやわくわく。

何かが始まりそうだ、という自分の中に生まれた大きな期待感やときめき。

それらを非常に瑞々しく、鮮やかに描いたような歌詞ともなっていますね。

パートの掛け合いがエコーやこだま感たっぷりで壮大なこの曲。

ですが、まだ春と冬の間にある冷たい空気を思わせる透明感が心地よいですね。

伴奏は非常に繊細で「泣きのギター」ならぬ「泣きのピアノ」のよう。

伴奏の難易度は中くらいでしょうか。高音がうるさくならないようにしっかりセーブしましょう。

秋の合唱コンクールで歌っても全然違和感がないのでご安心ください。

TOP3の楽曲は!?

第3位「大地讃頌」

第3位にご紹介する曲は「大地讃頌」。読み方は大地讃頌「だいちさんしょう」です。

合唱コンクールはもちろんのこと、学校の卒業式などでも馴染みの深いこの曲。

ですので、メロディを聴けば耳にしたことがことある!あるいは歌える!という方も多いのではないでしょうか。

元々この曲は、混声合唱とオーケストラのためのカンタータ「土の歌」の最後の第7章の曲です。

楽曲の最終章の曲ですから、その非常に雄大で荘厳な迫力のある曲調にも納得ですね。

曲の歌詞も、タイトルの通り母なる大地や大いなる自然を湛えた内容ともなっています。

終盤の変調が非常に素晴らしく、独特の音の重なりがクセになる曲です。

伴奏は壮大なソロがあったりフォルテ部分で手が疲れやすかったりと、ちょっと難易度が高め。

しかし情熱たっぷりに弾けばじゅうぶんカバーできると思います。