くるりってどんなバンド?
ひと言では言いつくせないロックバンドです
くるりは、1996年に結成されました。地元京都を拠点に、インディーズで活動していました。
インディーズで発売したセカンドアルバム「ファンデリア」はファンのあいだで名盤と言われています。のちにメジャーで再発されました。
1998年、シングル「東京」でメジャーデビューし、一気に注目されます。このとき、まだ、くるりのメンバーは京都の大学生でした。
翌年、ファーストアルバム「さよならストレンジャー」が発売されます。
当時、流行したネオアコのカテゴリーかと思いきや、聴けば聴くほど、どこかプログレッシブロックだったり、フォーク、またはジャズの要素があったり、ロックンロールだったり、ブリティッシュ? オルタナティブであったり。
音楽の分野にとらわれずに、くるりは、独特な音楽をつぎつぎに展開していきます。
現在のくるりのメンバーは、フロントマン、ボーカル、ギターの岸田繁(きしだ しげる)、ベースの佐藤征史(さとう まさし)、トランペット、キーボードのファンファンの3人です。ファンファンはちなみに女性です。
昨年は、結成20年目の節目を迎え、11枚のアルバムがリマスタリングされ、アナログ盤で発売されました。LPのレコードで聴く、くるりの楽曲はまた違った魅力があるのかもしれません。あの大きなサイズもカッコイイですね。
また、3枚組のベストアルバム「くるりの20回転」が発売になりました。
シングルタイトルはもちろん、代表曲とされている楽曲すべて網羅されたファンは垂涎ものですし、はじめて聴く方にはもってこいのアルバムです。全38曲収録されています
今年は、21年目に突入し、相変わらず、マイペースにゆるりと活動しつづけています。ファンとしては頼もしいかぎりです。
ボーカルギター岸田繁が交響曲の作曲
くるりのフロントマン岸田繁は、初めて、交響曲の作曲も挑戦しました。タイトルは「交響楽第一番」
なぜ交響曲を?と不思議な感じもしましたが、幼い頃からの夢のひとつだったそうです。作曲をすることになったのは、岸田の父と京都市交響楽団のマネージャーが友人だったことが最初のきっかけだそうです。完成まで1年半かかったそうです。
そしてついに、2016年12月4日、京都市交響楽団、指揮者広上淳一氏によるコンサートが開催。そのもようがCDで発売になりました。
一度ならずとも聴く価値のある大作です。
岸田繁が大学の教員に
岸田繁は、2016年から京都精華大学ポピュラーカルチャー学部客員教員として教鞭を取っています。
ミュージシャンであり、ファッションデザイナーでもある藤原ヒロシ、スチャダラパーのMC、Bose、近田春夫、高野博など、教員として学生たちに教えているということです。
アートとカルチャーの大学として、京都精華大学は有名で、特に日本でただひとつ、マンガ学部のある大学です。ちなみに、現在の学長は、漫画家の竹宮恵子さんです。
ポピュラーカルチャー学部音楽コースでは、レコーディングや作曲などを学ぶことができるそうで、音楽好きにはたまらない夢のような大学ですね。
岸田繁先生の音楽の授業を受けられるなんて、めちゃめちゃうらやましいです。いったいどんな授業をしているのでしょうか。
『くるりの20回転』リリース記念ツアー「チミの名は。」
2017年2月28日Zepp DiverCity(東京)セットリスト
「くるりの20回転」リリース記念ツアー「チミの名は。」は、全国7カ所で公演されました。
このタイトルはアニメ「君の名は。」から取ったようで、演奏するメンバーが入れ替わって演奏するということから付けられたそうです。
ワンダーフォーゲル
トレイン・ロック・フェスティバル
魔法のじゅうたん
愉快なピーナッツ
BIRTHDAY
Bus To Finsbury
Morning Paper
Tonight Is The Night
琥珀色の街 上海蟹の朝
ふたつの世界
京都の大学生
帰り道
Long Tall Sally
Superstar
ロックンロール
RING RING RING!
HOW TO GO
街
虹
出典: https://dailysetlist.net/archives/58101
アンコールは6曲。全19曲、代表曲ばかり並んでいます。
ラストの曲が「liberty&gravity」だなんて、さぞかし盛り上がったコンサートだったことでしょう。
The Veranda
遥かなるリスボン
春風
夜行列車と烏瓜
ワールズエンド・スーパーノヴァ
liberty&gravity
出典: https://dailysetlist.net/archives/58101
2017年国内のロックフェス
今夏も、くるりは、フジロックフェスティバル(新潟)をはじめ、ホットフィールド(富山県)、ライジングサン(北海道)、MONSTER baSH(香川)、スカイジャンボリー(長崎)など、国内の大きなフェスに出演しました。
フェスになくてはならない日本のロックバンドと言えるかもしれません。「Liberty&Gravity」「Morning Paper」「ロックンロール」など今年は演奏しました。