AKB48「UZA」は高難度ダンスナンバー！！かっこよすぎるPVを紹介♪【歌詞情報あり】

2012年の10月31日にリリースされたAKB48の28thシングルである「UZA」。

「ウザいことが多すぎる。」という少々強いフレーズが印象に残るキャッチコピーでも話題になり、オリコンデイリーシングルチャートでは初日からいきなり約88万5000枚を売り上げて、初登場1位を記録しました。

その勢いは衰えることなく3日目には早くもミリオンを達成。シングルのミリオンセラーは9回連続となり、Mr.Childrenの8作連続を抜いて単独2位に浮上。さらにトータルでも節目の10作目のミリオン達成となり、B’z、Mr.Childrenに次いで史上3組目、女性アーティストとしては初めての快挙を成し遂げたことでも知られています。

まさにAKB48の人気を裏付けるかのように爆発的にヒットしたシングルですが、これまでのAKB48の楽曲の印象とは少々かけ離れた曲調も話題になったことでも知られています。

これまでのAKB48の代表曲と言えば「フライングゲット」「ヘビーローテーション」など、アイドルらしい可愛らしいリリックが特徴のポップな楽曲が多かったのですが、「UZA」は完全なるダンスナンバー。タイトルの意味も何かの略語と言うわけではなく「ウザい」というストレートな表現だったことも話題になりました。

しかし、ただ「ウザい」と言っても悪口というニュアンスではなく、「常識にとらわれて、恋愛などで自分を抑える感情がうざったい」という意味合い。

「好きなら好きって言えばいい！」とある種振り切った感じのリリックが、長年センターを務めた前田敦子が卒業した後のAKB48第2章を象徴するものとして、ファンにも根強く支持されました。

「恋愛に対する“常識”にとらわれてしまって、自分の思いを抑えてしまう感情がうざったい」という思いが込められている「UZA」。リリックを見るとまさにそうした思いがAメロからすでに表れています。

「君は君で愛せばいい」…好きな人が親しい友人と被っていたから、身を引いたという経験をした方も多いのではないでしょうか？

恋愛本などでも「親友と好きな人が被ったらどうする？」という二択問題がよく出てきますが、たいていの人は身を引くんだとか。それが“常識”のようですが、AKB48は逆に自分の思いをぶつけるべきと強く主張しているのが特徴的です。

思うがままに愛した結果、運が良ければ成就する…考えたらそれが一番悔いのない答えかもしれませんね。

そしてサビになると、このストレートな感情はエスカレートします。

好きになった相手に最初にキスをする…まるでイタリア人や韓国人のように情熱的ですね。こと恋愛においては奥ゆかしさが見受けられる日本人にはない感覚ですが、Aメロ時と同様に“あえて”そうした常識を打ち破るようなリリックを披露しています。

「UZA」の前年に発表した「フライングケット」も曲のテーマは近いものがありますが、あちらは「幸運の女神には前髪しかない！」といわんばかりのメッセージを込めていましたが、「UZA」は「好きなら奪えばいい」くらいの強い女を連想させるリリックが特徴的です。

こうした点からも「UZA」はAKB48の第2章を現すものとして、まさにふさわしい楽曲と言えるでしょう。

「UZA」が初めてオフィシャルに発表されたのはリリースの約1ヵ月前にあたる9月18日。AKB48 29thシングル選抜じゃんけん大会の会場になった日本武道館でお披露目が行われました。

この時にクールなモノトーンのコスチュームを着て登場したのは以下の16人の選抜メンバーでした。

• 板野友美
• 大島優子
• 柏木由紀
• 小嶋陽菜
• 指原莉乃
• 篠田麻里子
• 島崎遥香
• 高橋みなみ
• 松井珠理奈
• 松井玲奈
• 峯岸みなみ
• 宮脇咲良
• 山本彩
• 横山由依
• 渡辺麻友
• 渡辺美優紀

…板野友美、篠田麻里子、小嶋陽菜など、すでにAKBグループから卒業しているメンバーも多く、今となっては懐かしい方々が連ねていますが、ポイントとなったのはやはりAKB48の楽曲では欠かせないエースの証であるセンターでした。

実は当初の想定では「UZA」のセンターは渡辺麻友が務めることになっていましたが、諸事情によって変更することに。AKB48名物である選抜総選挙でこの年も1位に輝いた絶対的エース大島優子がセンターを務めることが決まりましたが、ダブルセンターとして姉妹ユニットのSKE48のセンターを務めていた松井珠理奈が抜擢されることに。AKB48×SKE48のセンターのコラボと言う形も話題になりました。

そんな2人のプロフィールは以下の通りです。