7月27日に配信されたのニューシングル「RUN」
「水星」「ディスコの神様」など多数のヒット曲を生み続けるトラックメイカーtofubeats.
そんなtofubeatsのニユーシングルが2018年7月27日にデジタルリリースされました。
その名も「RUN」。
シンプルなタイトルですが、だからこそ何か力強いメッセージを感じます。
また10月3にはニューアルバムの発売が決定しています。
曲は実にtofubeatsらしい楽曲
曲は「これぞtofubeats」という内容です。
オートチューンと呼ばれる音程補正ソフトを駆使したメロディックな曲になっています。
曲の長さも1:55と短めですが、何度もリピートしたくなる中毒性があります。
心地よいシンセのメロディ、シンプルなビートが耳に優しく響きます。
個人的にはtofubeatsの新たなマスターピースが誕生したと思っています。
これは来るニューアルバムに期待してしまいます。
走るのみ!人生応援歌「RUN」の歌詞を徹底分析
新曲「RUN」はトータル1:55という短い楽曲ながら密度の濃いポップチューンとなっています。
そしてサウンドに負けず、切実で力強い歌詞もこの曲の中で重要な役割を担っています。
万人に送る人生の応援歌ともとれますし、tofubeats自身のパーソナルな曲にも解釈できます。
それでは「RUN」の歌詞を紹介しつつ、分析していきたいと思います。
うかうかしてる間に
時間だけが過ぎた
誰かに呼ばれるまで
やめることはない
出典: RUN/作詞:tofubeats 作曲:tofubeats
なんとなく時間だけが過ぎていくことのあせり
全ての人間に思い当たるところだと思います。
頑張っているつもり、走っているつもりでも、まだまだ余力を残している感じです。
「このままでいいのか?いや、いいはずはない。」
これはアーティストでも学生でも、ビジネスマンでも陥る悩みと言えます。
立ち止まることが許されない
誰かに声をかけてもらうまで走り続ける。
それは強さとも捉えられるし、現状維持するしかない苦しい状況とも言えます。
ここの歌詞ではアーティスト「tofubeats」の苦悩が見えます。
はたから見れば大成功しているように見えるtofubeats。
自身の楽曲は勿論、アーティスへの楽曲提供やコラボ曲まで様々な曲をリリースしています。
つまり走り続けるしかない状態なわけです。
彼はメジャーレーベルに所属しているアーティスト。
当然マイペースに曲を作っていく訳にはいきません。
それはアーティストとして幸せなことなのか・・・?
これは難しい問題なのです。
作曲者としての苦しみ
新しいことはできないし
塞ぎ込んでしまう
こんなにたくさんいるのに
たった一人走る時
出典: RUN/作詞:tofubeats 作曲:tofubeats
「新しいことはできない」とは何に対して言っているのでしょうか。
ここは私の解釈ですが、曲作りに関することかと思います。
彼は早い段階で人気を博し、一気にスターダムに昇り詰めました。
しかし、それは同時にtofubeatsに対するイメージを守っていく戦いでもあるのです。
メジャーレーベルの所属アーティストですので、自由に音楽性を変化させることは難しい。
おそらくそういった縛りに対してモヤモヤを感じていたのでしょう。