「桜前線異常ナシ」はどんな曲?
イントロからカッコイイ和風ロック
「桜前線異常ナシ」はイントロからカッコいい和風ロックになっています。
歌詞も和風っぽいのですがメロディから「和」の雰囲気が出ており、とても綺麗です。
一度聴くと頭から離れない特徴的なリズムも魅力の1つになっています。
頭に残るカッコイイサビ
サビになるとリズムをとるようなメロディが印象深く、初音ミクの綺麗な声がよく聴こえます。
春が来るのが楽しみで跳ねるようなサビはカッコイイのはもちろん温かみも感じられる1曲です。
人が歌っているかのような丁寧な調声
ボカロ曲といえば独特の機械音声が苦手であまり聴かないという人も多くいます。
しかし「桜前線異常ナシ」を歌っている初音ミクはまるで人が歌っているように自然な声を出しています。
現在だとボーカロイドも進歩しており、よりリアルな歌声に近づいているキャラも多いです。
しかし「桜前線異常ナシ」を投稿した頃にあそこまで綺麗で丁寧な調声はなかなかできるものではありませんでした。
歌詞解説
「桜前線異常ナシ」の歌詞解説にはいります。
歌詞の中で「花」に例えられているものは一体何を指しているのでしょうか。
歌詞最後ではその「花」は無事咲いたようですが、一体何を咲かせたのか。
カッコいいメロディに乗せられた歌詞の意味を順番に紹介していきます。
期待に胸を膨らませている
巡り巡るこの季節 暖かくなってくる頃に
花を咲かせては色彩 虹を夢見ては来来
南から北にかけて 廻る廻る世界を覆う
この小さな花弁に託された その大きな夢物語
出典: 桜前線異常ナシ/作詞:ワタルP 作曲:ワタルP
寒かった時期も過ぎ、生物も植物も命が芽吹く季節。
主人公もいつか大きな花を咲かそうと胸に希望を抱いています。
誰しも新生活の時期や年明けの時など目標や一年の抱負を掲げるでしょう。
それとよく似た気持ちを冒頭の歌詞で表現していると考えられます。
自分もいつか成し遂げたい
春の匂いに惹かれ ふらふらと外に歩み出す
人ゴミを掻き分けては ただひたすら空見上げて
出典: 桜前線異常ナシ/作詞:ワタルP 作曲:ワタルP
成長スピードというのは差があります。
春の季節になってすぐに大きな花を咲かすものもいる。
中には一度の春では咲かず何回も違う春を迎えてやっと小さく咲く花。
どうやら主人公は後者の様子。
それでもいつか自分も温かい日の光に向かって大きな花を咲かせたいと思っています。