危険すぎて見せられない!超過激MVの背景を徹底解剖!
2016年10月14日に公開された映画「GANTZ:O」の主題歌をドレスコーズが担当しました。
志磨遼平が元々「GANTZ」のファンだったということで、「人間ビデオ」も単なるタイアップではなく映画の世界観にとてもマッチしたコラボ的な仕上がりとなっています。
しかし楽曲のクオリティだけでなく危険すぎるMVも話題となっています。
そんなMVが2種類制作された危険すぎる理由を紹介します!
「GANTZ:O」はどんな映画?
まずは映画予告編をご覧ください。
主題歌の「人間ビデオ」がBGMで使用されています。
過去に二宮和也主演で実写映画化されたこともある「GANTZ」ですが、今回は全編3DCGにより制作されました。
CGで描かれる大阪の街がリアル過ぎて実写と見間違えるほどです。
目まぐるしく展開される激しいアクションシーンに競り合うほどドレスコーズのキラーチューンが輝きます。
この予告編がMVかと思うくらい映画の世界観にフィットしているので、本物のMVに期待せざるを得ません!
閲覧注意!
お待たせしました。こちらが「人間ビデオ」のMV、検閲済版となります。
MVはこの検閲済版と無修正版の2種類が作成されました。
なぜかというと内容があまりに過激すぎるため。
なのでモザイク修正が施されているのですが……サムネイルが十分に恐ろしいですね。
曲の冒頭からいきなり全面モザイク状態です。一体どういうことなのでしょうか!?
とにかく血まみれ、血の海であることだけは辛うじて分かります。
モザイクがかかっている方がかえって不気味さが増していますね。
バンドメンバーに注目
ドレスコーズ史上最恐のMVですが、楽曲のカッコ良さは史上最強です。
ところでこの楽曲、ギターとドラムが聴き覚えのある音色に感じた方もいるのではないでしょうか。
今回もこの曲のためだけに強力なミュージシャンが参加しています。
今作はギターに和嶋慎治(人間椅子)、ドラムにピエール中野(凛として時雨)を迎えました。
この二人もMVでは時に血を被りながら激しい演奏を繰り広げています。
和洋折衷のハードロック!
プログレの真髄を見せつけるようなハードなサウンドが特徴的ですね。
ところで映画ではラスボスが「ぬらりひょん」で日本の妖怪がモチーフです。
「和」のサウンドを得意とする和嶋慎治のギターが炸裂し、楽曲の世界観に華を添えています。
音作りでも「GANTZ」を強く意識しているのではないでしょうか!
GANTZの部屋とは?
「GANTZ」では大きな球体のある部屋が登場し、通称「GANTZの部屋」と呼ばれています。
何らかの理由で死んだ者がこの部屋に集められ、敵である「星人」を倒すミッションのためさらに別の場所へ転送されます。
MVでも「GANTZの部屋」を彷彿とさせるシーンが随所に登場します。
冒頭、血の海で寝そべるシーンもそのひとつです。
死者ばかり集められる部屋。この血の海のシーンも、そんな死者の集まる部屋を表現しているのではないでしょうか。
ギターの弦の代わりに喉を掻きむしるように歌う姿が、理不尽な戦いの世界に放り込まれる「GANTZ」の登場人物たちを想起させます。
あまりに過激で思わず目を覆いたくなる場面が多いですが、映画の世界観とリンクしたシーンがあるので注目してみるとおもしろいですよ。
歌詞も過激!
じゃんじゃんじゃかじゃか
じゃんじゃんじゃん
大戦争勃発 さあ大変
出典: 人間ビデオ/作詞:志磨遼平 作曲:志磨遼平