「クルクル」は未来に思いを馳せる楽曲
E-girlsの大ヒット曲
今回ご紹介するのはE-girlsの7枚目のシングルである「クルクル」という楽曲。
2013年11月20日にリリースされ、週間オリコンチャートでは2位の快挙を遂げました。
複数のCMソングにも起用されたことから、聞き覚えのある人も多いのではないでしょうか?
サビのメロディは特にキャッチ―で耳に残ります。
タイトル「クルクル」に込められた意味
他にないタイトルに「どんな意味だろう?」と感じた方もいるかもしれません。
カタカナであることから、いくつかの意味を掛け合わせているのだと思います。
まずはサビでも登場する「世界が回る」ことの擬容語としての意味合い。
地球が「クルクル」と回って、日々が過ぎ去っていくことを表現しているのでしょう。
また、サブテーマとして「明日が来る」という意味の「来る来る(クルクル)」も考えられます。
この「クルクル」という楽曲は未来に思いを馳せる内容。
たくさんの人と関わり合う日々では、嬉しいことも大変なこともある。
そんな中で、大切な物を見据えて生きていこう。
前向きなメッセージはE-girlsらしさそのものですね。
一日の始まりに聞くと気分が上がる楽曲であること間違いなしでしょう!
MVをチェック
衣装の意味を解釈
まず最初に真っ赤な衣装のAmiさんが印象的ですね。
ワンピースと髪飾りの鮮やかな赤が、色素の薄い髪色や肌で際立っています。
その奥には林檎の木が見えるため、林檎を意識した衣装かもしれませんね。
その後のメンバー達も鮮やかなブルーの入った衣装や髪色が多いです。
筆者の独自解釈ですが、この色味の選択にも意味があるのかもしれません!
林檎は「人類」の始まりを象徴するアイテム。
さらにこのブルーに緑やブラウンが混ざった色味…「地球」のカラーに見えませんか?
MVの途中でも後ろに地球模様の気球が登場しました。
地球が回り、移り行く日々を生きていく人々。
それを象徴した色選びをしているのだと思います。
世界を「笑顔」でいっぱいにする
地球は回る
地球は輝く 笑顔を乗せて
いつも回っているんだよ
こころに涙が降る日も
見守っていてくれるの
出典: クルクル/作詞:Jam9,Yu Shimoji 作曲:Jam9,Army Slick
この地球上には日々どれだけの「笑顔」が満ちているのでしょうか?
またどれだけの「涙」が流されているのでしょうか?
誰かが悲しみ泣いている時も、どこかで笑顔が生まれています。
目の前のことだけに注目してしまいがちですが、広い目で見れば今の自分の感情はその一部。
「地球」という絶対的な存在は、全ての感情を乗せて回っているのです。
この楽曲はとても広い視野で人生を見据えているのがうかがえます。
やり直しがきかないからこそ
たった一度の人生を
君の色に染めていこう
クヨクヨなんてらしくないよ
ほら 笑ってよ
出典: クルクル/作詞:Jam9,Yu Shimoji 作曲:Jam9,Army Slick
このフレーズからは「自由に生きること」を肯定してくれる印象を受けますね。
やり直しがきかない人生を妥協や我慢して生きたら、どうなってしまうでしょうか?
失敗したとしても、何かに挑戦した人生の方が「後悔」がないです。
楽しんだ者勝ちともいえるでしょう。
時には落ち込む経験も必要ですが、その後はしっかりと立ち上がって未来へ進んでほしい。
そんな思いから「笑って」と投げかけているのだと思います。