『LUCKY TAPES』とは?
注目の音楽ジャンル、シティポップ
高橋海(Vo&Key)、田口恵人(Ba)、高橋健介(Gt)の3人で形成されているバンド「LUCKY TAPES」。
彼らの魅力はなんといっても、夜の街に繰り出したくなるようなポップでオシャレな雰囲気の曲でしょう。
そして、1970〜80年代のブラックミュージックを取り入れたポップスでもあるのです。
人は何かしらの曲を好きになる時、2パターンに分かれるのではないかと思います。
メッセージ性の強い歌詞に感動して曲を好きになる人。
または、音の雰囲気や心地よさで曲を好きになる人。
LUCKY TAPESは完全に、後者にアプローチをしているバンドだといえるでしょう。
彼らが聴く人に伝えたいのは「言葉」ではなく「音」なのです。
そんな聴いていて気持ちいい音の響きは、私たちの何気ない日常に彩りを与えてくれるような気がします。
第10位「TONIGHT!」
ずっと酔っていたくなる「ムード」とは?
今夜 街へ駆け出す
味のないキャンディーをポケットに忍ばせ きっと
探していた合い言葉は届くだろうかここまで
このムードに酔っていたい... ずっと
出典: TONIGHT!/作詞:Kai Takahashi 作曲:Kai Takahashi
LUCKY TAPESが大切にしているのは、「SHOW」という非現実的な世界。
まさにこの曲は、現実的な世界から遠くかけ離れたようなムードが印象的な曲です。
MVで描き出されているのは、少し奇妙でポップな生きものたち。
そこにシャボン玉やカラフルなミラーボールなども加わり、とても軽快でポップな楽曲になっています♪
まるで秘密の夜のパーティーにいるような感覚にさせてくれるこの曲。
同じような毎日の繰り返しに疲れを感じている...。
今日はいつもと少し違った感覚を味わいたい...。
そんな方は、是非「TONIGHT!」を聴いてみてください。
彼らが創り出すこの「ムード」に、いつまでも酔っていたいと感じるのではないかと思います!
第9位「ワンダーランド」
今という時間をどう生きるのか
笑う 笑う どんな顔で
いつかは消えてしまうの?
嫌い 嫌い 名前を呼んでよ
ごめんねとすぐ口にするでしょ
街の灯りに身を委ねて
春を待って 夜を舞った
出典: ワンダーランド/作詞:Kai Takahashi 作曲:Kai Takahashi
この曲は、2018年10月にYouTubeで公開されたLUMINEクリスマス限定ドラマ「MATCH girls」の主題歌。
軽やかなドラムロールや綺麗なピアノの音色に彩られた楽曲です。
そんな雰囲気からは、今すぐにでも雪が降ってきそうなワクワクする冬の夜という印象が受け取れます。
クリスマスという言葉が歌詞に無くても、そのイベントを連想されてくれるこの歌。
聴いているだけでキラキラとした温かい気持ちに包まれるような感覚になります♪
いつかは消えて無くなってしまう、今の幸せな時間。
その魔法のような世界はまさに「ワンダーランド」。
これから来る新しい季節を待ちながらも、今日という特別な1日を大切に生きたい。
今という時間をどう生きていくのかを考えさせてくれる歌になっているのではないでしょうか。
第8位「Punch Drunk Love」
甘いパンチに酔って躍ろう!
今夜もdrunk あいつともdrunk 胸躍らせてtonight
このままcrunk 朝までcrunk 酔いしれていたい
いつの時代も宙を仰げば 胸を躍らせてWe get up
君がいるならここで朝を待とう 明日のことはWe don’t know
出典: Punch Drunk Love/作詞:Kai Takahashi 作曲:Kai Takahashi
初めの5秒を聴くだけで、この曲の洒落た雰囲気と心地よさが伝わってきます。
LUCKY TAPESが創るオシャレな音が好きな方。
そんな方は「あ、この曲好き。」と一瞬で惚れてしまうのではないかと思います!
低音を刻むベースの響きや、コーラスと管楽器の掛け合い。
曲に彩りを与えてくれるギター、そしてそれらを飾るドラムのリズム。
そういった聴こえてくる音の全てが、LUCKY TAPESらしさを表現しているのです。
そして、「Punch Drunk Love」という曲名や歌詞にも彼らの創造性は表れています。
洋酒と果汁を混ぜて作られる、軽くて甘いのが特徴的なパンチ。
そんな甘いお酒に酔ったように、自分たちが思うようにただ楽しく生きていこう。
シナリオ通りに生きるなんてつまらない。
なんともLUCKY TAPESらしい、自由で個性的な1曲ですね♪