胸キュン必須の夏ソング
『夏よ止めないで ~You're Romantic~』は、flumpoolにとって13枚目のシングル曲です。
スカパー!「2015 Jリーグ」のCMソングに起用されました。
タイトルに”夏”とあるように、リリースされたのは2015年8月5日。夏真っ盛りの時期。
オリコンチャートでは最高順位7位を記録し、この年の夏ソングとして人気を集めました。
爽やかな風が吹き抜けるような心地よさ。
そして聴いた後に少しだけ残る切なさ。
ひと夏の思い出を鮮やかに描いた歌詞に胸がキュンとなります。
ポップでカラフルなMV
『夏よ止めないで〜You're Romantic〜』のMVをYouTubeで視聴することができます。
夏らしいポップでカラフルな映像が印象的です。
flumpoolメンバーが頭からペンキを被ったり、壁にペンキをぶつけたり……。
自分たちの色を自由に、そして全力で描いています。
MVの途中で何度か出てくる向日葵の映像。
また、最後に映る夕焼けの空。
これらについては、歌詞を見ればその意味が分かると思います。
それでは、『夏よ止めないで〜You're Romantic〜』の気になる歌詞について読み解いていきましょう。
夏の夜空に散っていった僕の夢
夕暮れ時、海辺に佇む僕
そっと暮れてゆく 水平線
届かなかった夢が 星となって夜を照らすよ
出典: 夏よ止めないで ~You’re Romantic~/作詞:山村隆太 作曲:阪井一生
場面は夏の夕暮れ。
もうすぐ夜になろうというころ、僕は1人海を眺めています。
遠くに見える水平線。ゆっくりと目に見えない速度で太陽が沈んでいく。
そんなちょっと切なくなるような景色が目に浮かびます。
「届かなかった夢」というのは、きっと大切な人に関わること。
自分の手では輝かせることのできなかった夢。
それがいま、夏の夜空を彩っている。
その輝きが美しい分だけ、切なさも増していきます。
君への未練が捨てられない
あぁ 叶うなら つれない君 煌きも温もりも
抱きしめたい…なんて思わせぶりな
出典: 夏よ止めないで ~You’re Romantic~/作詞:山村隆太 作曲:阪井一生
夏の夜空を眺めて想うのは「つれない君」のこと。
僕に振り向いてくれなくても、君のすべてを抱きしめたい。
本当は叶わないと分かっているからこそ、君のことがより一層煌いて見えるのかもしれません。
君の温もりに、僕は一度でも触れたことがあったのでしょうか?
もしあったとすれば、その想い出の数だけ未練は強くなります。
抱きしめたいと、いまさら願ったってもう遅い。
だから思わせぶりな態度はやめて。
そんな失恋の痛みが伝わってきます。
失くして初めて気付く大切の意味
いつだって失って 僕ら思い知るんだ
大切なものの その意味を
出典: 夏よ止めないで ~You’re Romantic~/作詞:山村隆太 作曲:阪井一生
大切なものは失くしてから気付く。
そんなこと分かっていたはずなのに……。
実際に経験してみると、自分が本当は何も分かっていなかったことに気付かされました。
失ってしまったものはもう戻ってこない。
君のことがどうして大切だったのか。いまならそれがよく分かる。
僕にとって君は、何ものにも代えられない唯一無二の存在だった。
君を失ったいま、僕は喪失感でいっぱいになっています。
花火のように輝き、散っていった僕の夢
こんなにも燃えた 季節は もう二度とない
夢のような夏は 眩しく輝く花火
格好の悪いステップでも 踊ってみよう
Don't make it bad!
もう一度 信じて 描くよ summer days
出典: 夏よ止めないで ~You’re Romantic~/作詞:山村隆太 作曲:阪井一生