サビで弾けるように歌われるこの歌詞。
二度と戻らない想い出を懐かしみながらも、君との別れをようやく受け入れます。
君と過ごした夏はまるで夢のようだった。
それは一瞬で消えてしまう花火みたい。
僕の夢は勢いよく打ち上がり、そして儚く散っていきました。
眩しい光を放ちながら消えていく夢の欠片を見送ったら、さあ気持ちを切り替えて。
「Don't make it bad!」つまり”くじけないで!”
格好の悪いステップだっていいじゃないか。
不格好な夢をもう一度夏の空に描いてみよう。
一瞬の輝きのために空へと舞い上がる花火を見て、前向きさを取り戻すことができました。
新たな恋が始まる予感
前よりも優しくなった僕
もっと 聞かせてよ やるせなく
傷ついた気持ちも その涙も 君のままで
出典: 夏よ止めないで ~You’re Romantic~/作詞:山村隆太 作曲:阪井一生
君の気持ちが知りたい。
嬉しかったこと。楽しかったこと。
それだけじゃなく、悲しかったことも傷付いたことも。君のすべてが知りたい。
君はきっと僕と同じような傷を負っているのでしょう。
それが分かるから、君のことを放っておけない。
「君のままで」そう言えるのは、僕が前よりも優しくなった証拠です。
恋は人を強くし、失恋は人を優しくする。
傷付いている君の助けになりたい。
そう思えるようになったのは、僕が痛みを乗り越えたからですね。
虹の橋がいつかきっと見えるはず
あぁ 引き寄せる 波の音
その向こうにきっと 虹の橋が架かるはずさ
出典: 夏よ止めないで ~You’re Romantic~/作詞:山村隆太 作曲:阪井一生
場面はまたも海辺に変わります。
しかし冒頭で歌われていた歌詞と違い、ここで歌われているのは日の光が差し込んでいるような明るい景色。
1番と2番で僕の心情が大きく変化していることが分かります。
波の音を聴いていると、不思議と心が落ち着いてきませんか?
痛みに泣いていた心を少し休ませて、何も考えずに海を眺めていよう。
それで痛みが少しでも和らいだなら、もう少しだけ遠くを眺めてみて。
そこにはきっと「虹の橋が架かるはず」だから。
いまはまだ見えない光でも、いつかは必ず見ることができる。
ゆっくりでいいから、もう一度歩き出そうよ。
そんなふうに優しく背中を押してくれる歌詞ですね。
終わりを受け入れたなら一歩前へ
萎えてった花 もう未練は捨てて
太陽を燃やして 恋心よ
出典: 夏よ止めないで ~You’re Romantic~/作詞:山村隆太 作曲:阪井一生
花はいつか枯れてしまうもの。
しかし、いつか枯れる運命だからといって、花が咲くことを無意味だなんて思う人はいません。
恋もきっと同じです。
終わってしまった恋でも、そこには確かな意味と価値があったはず。
だから、恋をしたという事実は誇るべきことなのです。
枯れた花が土に還っていくように、恋の未練も捨ててしまおう。
未練なんて、いつまでも抱えているものではありません。
終わりをちゃんと受け止めたなら、また新しく始めればいい。
一歩前へ進む勇気というのは、過去と向き合うことで生まれるものなのかもしれません。
君と新しい夢を見る
大好きな君よ いつまでも離さない
日に焼けた素肌 凛としている眼差し
両手を掲げて 手を振った向日葵
誰の夢 もう一度 繋ぐよ 君は朝まで
出典: 夏よ止めないで ~You’re Romantic~/作詞:山村隆太 作曲:阪井一生
「大好きな君」というのは新たな恋の相手でしょうか?
二度と後悔したくないから、大好きな人のことをもう絶対に離さない。
過去に好きだった人は、一瞬で消えてしまう花火のように美しい人でした。
そして、いま好きな人は向日葵のような凛とした美しさを持っている人。
どちらが良いというわけではないけれど、いまは「大好きな君」のことしか見えていません。
あの日散っていった僕の夢をもう一度輝かせるかのように、誰かの夢を繋いでいく。
夜の空に消えていったいつかの夢も、君となら朝を迎えられるかも。
新しい恋をして、僕はまた夢を見ることができました。
花火よりもアツく空を照らして
いつだって失って 僕ら思い知ったんだ
大切なものは その意味も 価値も 見えないものさ
涙に溺れた 不憫なこの僕だけど
夢じゃない夏が 眩しく輝く花火
格好の悪いステップでも 踊ってみよう
Don't make it bad!
もう一度 信じて 描こうよ summer days
君の夢 もう一度 信じて 叶えよう sunset dream
出典: 夏よ止めないで ~You’re Romantic~/作詞:山村隆太 作曲:阪井一生