「青空ばかり」はタイトルが秀逸!

”青空ばかり”とは?

この楽曲で最初に面白いと思ったのがタイトルです。

”青空”と”ばかり”という2つの組み合わせは、これまでに聞いたことがありませんでした。少し違和感があるので印象に残りますね。

”青空ばかりをずっと見ていたら”という歌詞から始まるので、”青空ばかり”とは”青空だけ”のことを意味していることが分かります。

ですが、”ばかり”という言葉は他にも意味があります。

東京にある沢山の青空

”最近の若者の携帯はiPhoneばかりだ。”という文章があるとすれば、ここで使われている”ばかり”は限定の意味だけでなく、”沢山”というニュアンスも含まれています。

青空は1つしか存在しないわけですから、こちらの”ばかり”の意味だとおかしな表現になってしまいます。

しかし、東京という街で考えてみれば、青空が沢山あっても上手く噛み合います。

田舎だと高い建物が少ないので1つの空を見渡すことができますが、都会だと大きなビルに遮られているので、ビルの隙間に沢山青空があります。

東京だからこそ、「青空ばかり」でも成り立ちます。これに気付いた時、とても面白いタイトルだと感心させられました。

青空は綺麗というイメージがありますが、それだけだと綺麗を通り越して嘘っぽさを感じてしまう時があります。

逆に、ばかりという言葉はややネガティブで気怠そうなイメージがあります。

ですが、この2つの言葉が合わさることで、青空が一気に人間味のある温かな言葉になった気がしました。

終わりに

斉藤和義さんのニューアルバム「Toys Blood Music」から「青空ばかり」を紹介させて頂きました。

これまでのアルバムとはどこを取っても全く違う、真新しいアルバムです。

実は斉藤和義さんはこれまで、オリコンチャートでシングルアルバムを含めて1位を取ったことがありません。

15thアルバム以降、ほとんどのアルバムでオリコンチャート2位を獲得しています。今回で初の1位獲得となるかもしれませんね。

チャートの動きも楽しみにしておきましょう。

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