括弧をつける【Alexandros】
Alexandros(アレキサンドロス)の現在の正式表記は【ALEXANDROS】。
2018年3月に【Alexandros】から全大文字の【ALEXANDROS】に変更されました。
ALEXANDROSの前身バンド【Champagne】にもついていた、バンド名を囲う【】(括弧)。
括弧【】をつける、括弧つける、格好つける、という意味をかけているのだとか。
今回ご紹介する曲は、まだ【Alexandros】表記だった2016年の楽曲です。
この記事では、バンド名をAlexandrosとして統一記載します。
「Kaiju」をピックアップ
今回は2016年11月9日にリリースされた6thアルバム「EXIST!」より「Kaiju」をご紹介します。
ボーカル・川上洋平が難しい曲を作ってしまったとボヤいた一曲。
簡単に伝えられない思いを、どうにかして歌詞の中に閉じ込めたようです。
川上自身の思い入れが強い曲だと言えるでしょう。
目を奪われる「Kaiju」のMV
琴が爪弾かれる和の雰囲気の中に、溶け込まないスーツ姿のメンバー。
着物を着た美女たちがキレのあるダンスを始めるやいなや、そこはAlexandrosの世界に。
色鮮やかなのにどこか色褪せている映像に、釘付けになる人が多いのではないでしょうか。
「Kaiju」の歌詞を解剖!
自分の力で「Kaiju」になる
この曲には一人の人間の二つの人格が登場します。
自分の人生を生きている、と言えるのはどちらでしょうか。
「怪獣」になれるのはどちらでしょうか。
「イエスマン」は完璧なのか
The situation’s perfect “I’ll be damned”
You gotta find yourself a reason before it’s jammed
出典: Kaiju/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平
【解釈】
自分の中に、自分を客観視するもう一人の自分が存在しているようです。
今置かれている状況は完璧で、うまくいっていると豪語する自分。
そんな自分に対して「馬鹿言うな」とダウトを突きつける自分。
現状に満足してあぐらをかいていると、そのうち混乱が起きるだろうと後者の自分は思っています。
だからこそ、今のうちに「reason」=「理由」を探さなければならない。
「理由」とは、何を指すのでしょうか。
「a reason」ということは、理由はひとつだと考えられます。
It’s the nation you can live an OK life
As long as you just shut your mouth
and cause no strife
出典: Kaiju/作詞:川上洋平 作曲:川上洋平