続く3行目にある英語の歌詞。
日本語に訳すと「このゲームで一緒に遊ばないかい?」ということですが…。
もちろん、この「ゲーム」という単語も比喩表現です。
実はバラバラになっていたSixTONESを再結集させたのはメンバーの1人、ジェシーさん。
歌詞中のgameとは、SixTONESとしての活動を意味しています。
ジェシーさんは全員が同じ気持ちでSixTONESに向き合い、本気で活動に打ち込めることを望んでいたのでしょう。
それが叶うなら、どんな困難だって乗り越えてやろう。
そんな決意表明の様にも捉えられるのが、引用部分ラストの歌詞でしょう。
紅は情熱的な気持ち。
そして雨は、苦しみや悲しみといったネガティブな気持ち。
対照的な表現が、グループの決意の固さを感じさせます。
グループへの愛
Dancing in the rain ‘till love comes to life
出典: Imitation rain/作詞:YOSHIKI 作曲:YOSHIKI
【和訳】
雨の中で踊り続ける
愛が息を吹き返すまで
こちらも引き続き、彼らのグループでの活動に繋がるような表現がなされています。
和訳部分、愛とはグループでの活動に全てを捧げ、真剣に向き合う気持ち。
自分の芸能人生をこのグループとともに生き抜く、という覚悟を決めることを意味しています。
自分たちはSixTONESとして生きていく!という決意が固まったことの表れとも捉えられますね。
各々が自分の将来について悩み、苦しんだ時期があったことでしょう。
時に涙を流しながらも、一筋の希望を掴むためにもがき続けました。
全てはSixTONESというグループのために…。
きっとその当時にはそこまで考える余裕はなかったでしょう。
しかしジェシーさんをはじめ、メンバー全員が持つグループへの愛の深さが感じられる素敵なフレーズだといえます。
吐露されるネガティブな感情
What's the meaning of life
What's the point of getting it right
'Cause everything is fake
Everybody blames
To keep the faith
Just say, everything breaks
出典: Imitation rain/作詞:YOSHIKI 作曲:YOSHIKI
Price of fame. What's to blame
Cuts my mind like a razor blade
Breaking down. I'm breaking down
Piece of mind is shutting down
Should I play this endless game
出典: Imitation rain/作詞:YOSHIKI 作曲:YOSHIKI
【和訳】
名声の代償 何が悪いんだ?
僕の心は剃刀の刃のように鋭くて
壊す 僕は壊していく
尖った心の欠片は、その気持ちを閉ざしていく…
僕はこの終わらないゲームに参加しなければならないのか?
ここからはまさに、メンバーたちの葛藤が描かれています。
たたみかけるように吐き出される、やり切れない想いの数々。
読むだけで、込められた想いの重さに押し潰されそうです。
過去、現在、そして未来へ
戻れない 時代(とき)を振り返る
流れる時間を止めて
My friend いつかはたどり着くよ
夢の世界に
出典: Imitation rain/作詞:YOSHIKI 作曲:YOSHIKI
さて、楽曲も終盤にさしかかってきました。
きっとこの歌詞の時間軸は、SixTONES再結集後。
6人で結成したはずのグループは、活動開始早々にバラバラになってしまった…。
それぞれが自分の人生に悩み、もうグループとしての活動は絶望的に思われた時期もあったでしょう。
しかしジェシーさんの勇気ある一言で、6人の人生は大きく変わりました。
悩み続けていた日々を悔やんでいるかもしれません。でも、もうその頃に戻ることなんてできないのです。
さて、続く歌詞の3行目にご注目ください。ここで歌われている友達とはいったい誰のことでしょうか。
①ジャニー喜多川さんのこと
1つ目の解釈はジャニーさん。
ジャニーさんは自分が用意したステージ上で、彼らが輝くことをずっと夢見ていたのでしょう。
まだその夢を掴むことはできていないけれど、絶対にいつか掴んでみせる。
自分たちを最初に集めてくれたジャニーさんへの感謝と、新たな決意を表明しているように感じ取れます。