Mrs. GREEN APPLEの「Speaking」ってどんな曲?
「Speaking」はMrs. GREEN APPLEの1枚目のシングルで、1stアルバムである「TWELVE」に収録されている楽曲です。
「遊⭐︎戯⭐︎王ARC-V」の主題歌に起用されました。
Mrs. GREEN APPLEの本気!最高にノリの良い楽曲を目指した楽曲
クラップや掛け声の入るタイミングが絶妙なこの楽曲は、サウンドもとても軽快で、誰でも思わずノってしまうような楽曲になっています。
人の目を見て話すことはいつの時代も、いくつになっても大切だというメッセージを込めたという歌詞も、ボーカルの大森さんのポップで明るい声と相まって、すんなりと入ってくる印象ですね。
「僕には話してよ」という歌詞も、友達から言われているような感じで、「遊⭐︎戯⭐︎王ARC-V」を見る世代の心にも、親しみやすく響いたのではないでしょうか。
Mrs. GREEN APPLE「Speaking」の歌詞解釈
「Speaking」にはMrs. GREEN APPLEらしい、曲を聴いた人に大切なことに気づいてほしいという愛が込められています。
その、気づいて欲しい内容とは?歌詞を詳しく見ていきましょう。
「君の好きな歌はなに?」
ねえ聞かせて 君の好きな歌はなに?
ねえ例えば このままどこかへ抜けだして
心臓のblueを隠さずに話をしよう
出典: Speaking/作詞:大森元貴 作曲:大森元貴
「ねえ聞かせて君の好きな歌はなに?」という歌い出しが印象的なこの歌詞。
「心臓のblue」とは心の奥底の悩み事のことで、憂鬱そうな顔をしていた「君」に抜け出して話をしようと言っているのがわかります。
「君の好きな歌」を訊いたのは君のことに興味があることを示すため。
悩んでいる時にこんな風に声をかけてもらえたら嬉しいと私は思いますが、みなさんはどうですか?
誰だって「寂しくなったりするんだ」から「おいで」
yeah 起きて寝て
最高の日にしよう
well, おいでおいで
誰もが誰もが寂しくなったりするんだ
出典: Speaking/作詞:大森元貴 作曲:大森元貴
憂鬱そうな顔をしている「君」。
もしかしたら寝不足なのかもしれません。
毎日「最高の日」にするにはまずしっかり寝て、すっきり起きること。
そして、誰だって寂しくなることはあって、「君」がそうだったって何もおかしくないんだから心を開いて「おいで」と言っているのです。
「誰にも話す気は無い?」でも「僕には話してよ」
先生でも何にも知らない
親友でも何にも知らない
誰にも話す気はない?
だけども話してよ
曖昧な態度はいらない
哀しみには非は無い
誰にも話す気はない?
だけども話してよ
僕には話してよ
出典: Speaking/作詞:大森元貴 作曲:大森元貴
「誰にも話す気は無い」と突き放されても「だけども話してよ」と訊くのです。
ちょっと強引なところがMrs. GREEN APPLEっぽい歌詞ですね。
何か嫌なことがあってもなかなか人に打ち明けられない人の一番の理由は言っても理解されない、そこでまた傷つきたくないということなのかもしれません。
しかし、自分が辛かったり、悲しかったりしたことは事実で、そんな自分のことを知りたいと思って話してよと声をかけてもらえたら少し心が開けそうですよね。
それに、周りの人にとって普通のことを自分が嫌だと思ってしまったら、嫌悪感や罪悪感を感じてしまいがちですよね。
このことに関しても、人と違う部分があるのは当たり前なんだから何も悪いことじゃないという歌詞。
説得力がありますね。
つまり、誰だって「哀しみ」を抱えることはあって、哀しいと思う感情に悪いことなんて何も無いんだから、全て話してと言っているのです。
少し強引にも思えるかもしれませんが、この歌詞に優しさが溢れているのは、学校に行っていなかった時期もあるという大森さんだからこそなのかもしれませんね。