Now you'll never see me so
I just wanna tell you
I will sing for you now
cuz it's time for us to stop being what we were
Stop being what we were
So I need you with me
Baby come to me
出典: lost and found/作詞:ermhoi 作曲:Daiki Tsuneta
続いて早口部分の後半です。
アウトロもなくばっさり終わるラストまで最高潮に盛り上がります。
もう私はいなくなるから
ただ伝えたい
今君に歌おう
だって今までの私たちをやめる時がきたから
今までの私たちはもう終わりだから
君が必要なの
ねえ側に来て
出典: lost and found/作詞:ermhoi 作曲:Daiki Tsuneta
寿命が尽きるような「終わり」が表現されています。
その真意は「自我の消滅」といったところでしょうか。
自分本位の考え方を終わらせるためには他者が必要といったイメージです。
過去の生き方にこだわらず、他人を思いやるという新たな方法に挑戦する。
幅広く解釈できる歌詞になっているので、こうしたニュアンスになります。
具体的には、無敵艦隊millennium paradeとしての新たな音楽的チャレンジを表している感じです。
今回はermhoiさんの歌声とメロディーがクローズアップされた曲でした。
しかし、常田大希さんや極彩色流し家、森洸大さんなどのラップがメインの曲もあります。
さらにボーカルとして名を連ねるのはWONKの長塚健斗さんやCHARAさんのご子息HIMIさん。
石若駿さんと勢喜遊さんのツインドラム、真砂陽地さんとMELRAWのホーン隊が際立つ曲もあります。
耳心地のいいメロディーの「歌もの楽曲」が中心となる時代は終わり、多様性のある音楽へと進化する。
そんな話ではないかと解釈しました。
最後に
いかがでしたか?
millennium parade「lost and found」のテーマは再生でした。
全体的に音楽の話として深読みしましたが、些細な日常から哲学的、SF的な解釈まで可能なところが醍醐味です。
音楽家自身が亡くなっても、楽曲としては長い年月におよんで聴き継がれることがあります。
親が寿命を迎えても子どもや孫へと受け継がれるのが生命です。
かつて天動説から地動説へと考え方が変わったように、劇的な変化が訪れる可能性も完全否定はできません。
いつかシンギュラリティ(技術的特異点)に達するのでは?といった未来学の考え方もあります。
終わりは始まりの前兆。
そう意識すると日々の暮らしが輝き始めるのではないでしょうか。
事実millennium paradeは「lost and found」という最高傑作を生み出しても、劇的な進化を続けています。
例えば2020年4月22日リリースの「Fly with me」はアニメ「攻殻機動隊 SAC_2045」の主題歌。
CHARAさんのご子息HIMIさんもボーカルで参加している楽曲です。
1stシングルとして2019年5月にデジタル配信された「Veil」も名曲。
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