KREVA【Fall in Love Again feat. 三浦大知】歌詞を解釈！何度もの真意とは

「Fall in Love Again feat. 三浦大知」は2020年12月にリリースされたKREVAの23枚目のシングルです。

ダンスや歌手・作詞作曲などマルチに活動する三浦大知さんとの6度目のコラボ曲でもあります。

タイトルでも分かるかなりストレートなラブソングですが、この曲には2020年に起こったことが背景にあります。

2020年に起こったことといえば、「新型コロナウイルス」による世界規模のパンデミックです。

これにより世界は大きく変わりました。日本もまた例外ではありません。

外出自粛や休業要請によって好きな時に誰かと会ったり、集まったりすることができなくなってしまいました。

KREVAもまたアーティストとしての活動の制限を余儀なくされます。

しかし彼は、むしろこんな時だからと積極的に活動しました。この思いは三浦大知さんも同じだったといいます。

そして「いつか皆で集まって歌おう」という思いを込めたのが「Fall in Love Again feat. 三浦大知」なのです。

2020年は「新型コロナウイルス」に振り回された年でした。

「Fall in Love Again feat. 三浦大知」は、この年の歌にしたいという2人の思いから生まれた曲です。

「新型コロナウイルス」と「ラブソング」は、一見すると交わることのないように感じるかもしれません。

しかし二人のコラボによって、そこがうまく表現されています。

物理的に人との距離が遠くなったとしても、心の距離まで遠ざけてはいけないという思いがあるのでしょう。

それが2人の高いパフォーマンスで表現されています。

暗くなりがちな現代を明るく前向きにさせてくれる曲です。

2人の魅力的な世界を歌詞から読み解いていきましょう。

舞台は思うようなことができず、我慢の日々を過ごす人々が多い世界。

心が擦り切れて、生きる希望すら失くしかけている人もいるようです。

もう疲れて行ってはいけない一線を越えてしまう人もいるでしょう。

しかし、「Fall in Love Again feat. 三浦大知」はその一線を押しとどめるメッセージが込められています。

出だしとサビはこの歌詞になります。

「Fall in Love Again（再び恋に落ちる）」という言葉が何度も繰り返されているのが印象的です。

「何度も」や「また」といった言葉があるということは、これまでの過去に恋に落ちたことがあったのでしょう。

そしてそれはこれからも、人生の終わりまで続くことを暗示しています。

先が見えない中で未来への希望を持たせようとしているのではないでしょうか。

今は難しくても、これからまだまだ恋を楽しめると励ましているかのようです。

「何度も」の真意とは、「これから何度でも愛する人と会える」ということだと考えられます。

突然1行目の「死んではいけない」という台詞はかなりインパクトがあります。

誰にも会えない、好きなところにも行けない日々が続いて、生きるのをやめてしまう人がいるのでしょう。

だからといってもし生きていなかったら、あったかもしれない運命の出会いも失くなってしまいます。

それだけは絶対に避けて欲しいとKREVAは訴えているのです。

これまでは友達と集まって飲み会やパーティができました。

その中で運命の出会いを果たすことだってあったのではないでしょうか。

しかし、今はそれができなくなってしまいました。

窮屈な生活を強いられ、ストレスが溜まっているかもしれません。

皆で集まって楽しんでいた思い出に浸ることも多いのが今の状況です。

それが過ぎ去って、「我慢の日々だったけれど…」と笑い話になるのをじっと待っています。