COOKIE

アルバム「誕生」に収録。

おいらのためにクッキーを焼いてくれと歌うこの歌。 尾崎にとって、幸せは愛しい人にクッキーを焼いてもらうことだったのではないでしょうか。 でもそんな幸せと対比して、尾崎が影響を受けた井上陽水の歌のように 世間というものの冷たさも描き出されています。 尾崎は、この世界は、急ぎ過ぎたと語っています。 彼がなくなって何十年も時間が過ぎていますが、 その頃と今では何が違うのでしょう?

名曲の中にある思い

代表曲のように才能がはっきりあらわれている曲もあれば、 迷いや葛藤がそのままあらわれている曲もあります。 社会に対して反抗していた尾崎は、愛についても強く歌い続けました。どの歌にも彼の強い思いがこもっています。

ロザーナ

なんてふたりは勝手に生きてきたのだろうと尾崎は歌います。 いつかあやまちから解き放たれようと歌った尾崎。 彼は歌い、その歌は今も響いています。

最後に

尾崎豊の曲は、ただ10代の反抗的な気持ちをとらえただけではないことが 今になってよくわかります。 彼は、この社会を否定し、それでも愛を求め続けていました。 その生き方を弱いという人もいます。尾崎豊が亡くなったことで、彼は社会の支配から卒業し、伝説になりました。 しかし彼が本当に求めていたことは、自分が生きていたということを歌に残し、そこにあった愛を伝えたかったのかもしれません。 尾崎豊という人がいたということ。その姿が音楽として残っています。そしてそういう尾崎の歌に、人は自分の青春を思い出すのかもしれません。

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