あなたともさよなら

Don’t give up Don’t give up Yeah
蝶のように舞い散る木蓮が
許し合えたあなたに別れ告げる (I remember)
終わりない痛みが 繰り返されるカルマが

出典: One Nation/作詞:SHOKICHI 作曲:KENTZ・ERIC LIDBOM・CHRIS HOPE

あなたとは、主人公の恋人だと考察できます。

今から戦いに参戦する主人公。

恋人を危険な目に合わせることはできないため、別れを決断しました。

恋人の方も、この状況下であれば了承したものだと解釈できます。

主人公は自分から別れを告げておきながら、胸に失恋の痛みを感じています。

最後の文に登場するカルマとは、先祖から伝わった血筋や因縁のことだと解釈できますね。

主人公は戦国武将候補の家柄。

先祖代々天下統一を狙って、戦ってきた一族だったのではないでしょうか。

その運命は、主人公にも大きくのしかかります。

主人公も、一庶民として生まれると、不毛な戦いに参加しなくても済んだかもしれません。

毎日好きな人と平凡な毎日を過ごせたでしょう。

恋人とも何の障害もなく、結ばれたのかもしれません。

しかし、主人公のカルマが平凡な人生を歩むことを妨げています。

国の統一ができるほどの実力と家柄が主人公には備わっているのでしょう。

主人公が国を統一して、カルマを断ち切らない限り子孫にも争いが受け継がれていきます。

平和な世の中を作ることで、主人公はあなたや関係者を幸せにしようとしている。

そんな深読みができる歌詞です。

宿命に導かれる主人公

勝たなければならない

EXILE【One Nation】歌詞の意味解説!なぜ革命へと士気を上げる?強さを追うカルマを深読みの画像

強さを追う理
I’ll never lose so keep on beating
No matter what happened, just screaming
心の刃 一閃の光線放って

出典: One Nation/作詞:SHOKICHI 作曲:KENTZ・ERIC LIDBOM・CHRIS HOPE

この歌詞からも、主人公は名門の生まれだと解釈できます。

もしかすると、織田信長や徳川家康などをモデルとして意識している可能性もありますね。

子供の時から、強くなるように指導されてきたのでしょう。

武芸にも秀でていて、強い相手を前にしても勝利すると意気込んでいます。

それほどの強い思いが、攻撃からも伝わるのでしょう。

主人公の強い思いが、相手に向けられます。

物理的な刀による攻撃だけでなく、気迫で戦っていく様子が浮かんできますね。

運命に疑問も感じる

I just feel like that is crazy
Defeat is not my destiny
悲劇と革命の上に咲き誇る One nation
Oh Oh Oh

出典: One Nation/作詞:SHOKICHI 作曲:KENTZ・ERIC LIDBOM・CHRIS HOPE

主人公は、先祖代々戦う宿命の家柄であることに疑問も感じている様子です。

ただそれでも、負ける訳にはいかないと思っています。

戦火で住まいを失ったり、恋人と別れたりと悲しい出来事が続いても、国を統一しないといけません。

今後主人公が革命を起こして世間の常識を変えれば、このような悲劇も起きなくなるかもしれませんね。

天下統一とは、多数の犠牲の上に成立する偽りの平和なのかもしれません。

ただし、主人公はその運命から逃げ出せません。

国の統一は、どのような犠牲を払っても解決しないといけないのでしょう。

走り抜け

新時代を感じる

風に Run and run

出典: One Nation/作詞:SHOKICHI 作曲:KENTZ・ERIC LIDBOM・CHRIS HOPE

この部分は、自然の風だけの意味ではないでしょう。

時代という大きな風の流れに乗ろうという思いも感じられます。

新しい時代のリーダーになるためにも、主人公は走り抜けなければなりません。

向かい風に遭遇して、時には上手く進めないこともあるでしょう。

しかし、主人公が走りを止めることはないでしょう。

いつか追い風が来る時も信じて、走り続けます。

そのような主人公には、部下も付いてくるでしょう。

主人公の統一した国に住みたいという庶民も増えそうです。

支持する人が増えれば、主人公の天下統一も早まるのではないでしょうか。

歴史を作り出せ

走らせる戦馬
一新のために派手にBreak off
破壊と構築の中で
生まれるヒストリー (Makin’ story)

出典: One Nation/作詞:SHOKICHI 作曲:KENTZ・ERIC LIDBOM・CHRIS HOPE

馬に乗るという表現は、武将らしさを感じられます。

新しく天下統一するには、古い体勢を壊さないといけません。

この歌詞からは、旧時代を潰して自分の手でルールを作ろうという強い決意が感じられます。

新しい物語の担い手に主人公はなりたいと思っているのでしょう。