EXILE「時の描片~トキノカケラ~」
2007年リリース
まずは、「時の描片~トキノカケラ~」の基本情報に迫っていきましょう。
「時の描片~トキノカケラ~」は、2007年8月29日にリリースされた25枚目のシングルです。
このシングルは、「24karats-type S-」との両A面シングルとしてリリースされました。
メンバーであるAKIRAとTAKAHIROが加入したのが2006年で、そこからEXILEの第2章が始まり、約1年経ってようやく馴染んできた頃ではないでしょうか。
ちなみにEXILEの第1章は、SHUNが在籍していた期間を指しています。
彼は、2006年にソロ活動に専念することを理由に脱退しました。
これはファンにとって衝撃的な出来事で、この先のEXILEがどうなっていくのかみんな不安だったはずです。
そこへ2人のメンバーが加入し、また新たな一歩を踏み出し、新生EXILEとして着実に結果を残していきました。
その証拠にこのシングルは、オリコン週間チャートで2位を記録し、第49回日本レコード大賞でも金賞と最優秀歌唱賞を獲得しています。
この結果から、ファンの不安をしっかりと払拭し、受け入れられたことが分かります。
テレビドラマ「山おんな壁おんな」の主題歌に起用
また、「時の描片~トキノカケラ~」は、フジテレビ系のテレビドラマである「山おんな壁おんな」の主題歌に起用されました。
この作品は元々、老舗デパートを舞台に2人のライバル社員の奮闘を描いた高倉あつこによる漫画が原作となっています。
そして、テレビドラマ版は、伊東美咲と深田恭子を主演に据えて、2007年の7月から約2ヶ月の間、放送されました。
「時の描片~トキノカケラ~」は、ちょうどドラマ中盤でのリリースとなったことで、主題歌起用は良いプロモーションとなり、好セールスに拍車をかけたのではないでしょうか。
アルバム「EXILE LOVE」に収録
そして、「時の描片~トキノカケラ~」は、2007年12月12日にリリースされた6枚目のアルバムである「EXILE LOVE」の12曲目に収録されました。
このアルバムは、EXILE第2章がスタートしてから初めてのアルバムであり、「時の描片~トキノカケラ~」以外にもシングル作品としては「SUMMER TIME LOVE」、「I Believe」が収録されています。
また、このアルバムは記録的な好セールスを誇ったアルバムであり、オリコンチャートでは週間・月間、さらには2008年度上半期・年間の全てで首位を獲得しています。
シングルのセールスを見ても分かりますが、この結果からSHUNの脱退を乗り越え、着実にファンとの絆を深めていることが窺えます。
このように変化を続けていてもファンを掴んで離さない活動スタイルが、EXILEの魅力の一つと言えるでしょう。
○○で作られたPVって?!
まずは「時の描片~トキノカケラ~」のPVをチェック♪
それでは、次に「時の描片~トキノカケラ~」のPVをチェックしていきましょう。
現在、YouTubeにアップされているPVはショートバージョンになっています。
しかし、前述したアルバム「EXILE LOVE」の総合エンタテイメントバージョン盤に付属しているDVDにはフルバージョンのPVが収録されているので、ぜひチェックしてみてください。
オフショットで構成されたPV
また、このPVですが、よくあるPVとはちょっと違うことに気付いたでしょうか?
PVと言えば、一般的にはストーリー仕立てになっているものや、演奏シーンがピックアップされたものが多いのではないでしょうか。
しかし、この「時の描片~トキノカケラ~」は、そういったものとは違い、オフショットやスタッフの視点で映像が構成されています。
これは、一体なぜでしょうか?
それはきっとEXILEに歴史が存在するからだと考えられます。
数々の試練を乗り越え第2章に突入し、新たなメンバーを加えて、シングルをリリースしてきたEXILE。
一つ一つの活動を大切にしてきたからこそ、ファンが離れることなく活動を続けていられるのではないでしょうか。
このPVでは、その一つ一つの大切な活動をまさに「時の描片~トキノカケラ~」になぞらえ、そのピースを繋ぎ合わせていくことで、感謝とこれからの決意を表しているのだと考えることができます。
表立った活動以外の重ねてきた時間も彼らにとっては、かけがえのないものでEXILEを形作っているものなのです。
それをちゃんと大切にする姿勢も、ファンにとっては応援したくなる要素の一つではないでしょうか。
「時の描片~トキノカケラ~」の歌詞の意味を解釈☆
それでは、次に「時の描片~トキノカケラ~」の歌詞に迫っていきましょう。