「優しさ」だと思ってしていたことが、そうではなかった。

そしてそれによって、自分達は互いに傷つけあってきた。

しかも、悲しいことにどこかでそれを理解している自分達もいたのでしょう。

「優しさ」と称してしてきたことは、その人のためになっていない。

分かっているのにする。

それは、「優しさ」が他人の為ではなく、自分の為だから。

そのことに気付いていたのに、気付かないふりをしていたのです。

気付いていたと感じる理由は「言い訳」が頭の中を「泳いでいる」から。

頭の中に、言い訳が泳ぐというのは、常に頭の中にその言葉が存在しているということです。

しかも「雑に」泳いでいるのです。

いつでも手に取れるように「雑に」あるほど、簡単に言い訳が頭の中にある。

「優しさ」を雑に扱っていた自分への後悔を感じるリリックでもあります。

未来を変えていくために

自分らしくあれ

I can start it!
嘘はやめて 自分らしく
生き続けるんだ
僕らはたった一人じゃ
悲しみを抱えきれない

出典: 鼓動/作詞:Eir 作曲:山田竜平

「自分らしさ」を始めようと歌っているリリックです。

嘘をやめて、今ある等身大の自分を始めることを宣言しています。

嘘を重ねれば、他人に信用されなくなる前に、自分が自分を信じられなくなる。

孤独を感じる前に、自分を信じる生き方を選ぼうと表現しているのです。

もし、自分を失い嘘を重ねれば、いつかは孤独がやってくる。

そんなときに、悲しみを一人で抱えきれなくなってしまう。

生き続けるためには、そんな苦しい環境を生む必要はないということです。

だから、自分らしさを取り戻そう。

自分自身を愛することを表現したリリックといえます。

未来を変えるために必要なもの

未来を変えていく為に
鳴らせ鼓動を

出典: 鼓動/作詞:Eir 作曲:山田竜平

未来を変えるというのは、そんなに簡単なことには感じられません。

未来はわからないものですから。

それを変えようというのは、大変な作業に聞こえます。

ただ、例えば今、自分が納得のいかない生き方をしている日々を送っているとしましょう。

今のままの生き方を選べば、きっと明日という未来も「こうなんだろうな」と見える。

何となく、こうなるだろうと想像できてしまうものです。

しかし、どうでしょう。

難しくても自分らしく、不器用だけど満足いく生き方をしていた場合は。

未来は分かりません。

だって不器用で難しいのですから。

でも、きっと納得して受け入れることはできるはずです。

そうやって、自分らしい未来に変えられるために、内側の声を信じて欲しい。

その鼓動を鳴らしてほしい、そう語りかけています。

決められた運命ならどうする

誰が決めた運命?

僕らは間違えても
変えていく力がある
決まりきった運命なら
選んでいく意味なんて
何もない

出典: 鼓動/作詞:Eir 作曲:山田竜平

間違えたっていいのです。

間違えに気付いたら、そこから変えていけばいい。

今生きる生き方のなか、間違えることもあるけれど、そこから変えればいいのです。

それは、あなたの人生はあなたが決めるものだから。

誰かに決められるのではないのです。

間違えてもいいから、自分で考えて、自分で進んでいく。

誰かに決められた、そして決まりきった運命だったら自分である必要はありません。

自分を生きるのなら、選ぶという選択は必要なこと。

このリリックでもそう表現しています。

決まりきった運命というものがあるなら、自分が選ぶ意味なんてない。

それはつまり、自分で選ぶことを守れといっているのです。

誰かに選択してもらうのではなく、自ら選択することの大切さが描かれています。

抗う理由とは

鳴らせ鼓動を
揺らせ鼓動を

出典: 鼓動/作詞:Eir 作曲:山田竜平

決められた運命を選ぶ意味はない、つまり決められた運命に抗う理由がこのリリックです。

あなたの「鼓動を鳴らせ」、「揺らせ」と歌っています。

「鼓動を鳴らす」のですから、自ら行動するということです。

鼓動は、自分で発動しなくても動くものとも考えることでしょう。

しかし、ここで表現されている「鼓動」は、心です。

あなたが、あなたらしくありたいと願う心を表現しています。

自分らしくあるために、自分が自分の心を鳴らすのです。

そして心を揺らし、感情を動かし、自分を動かせと歌っています。

決められた運命に抗う理由は、自分。

自分の運命自分が動かすもの。

定められた運命に抗い、自分らしい運命を自分で動かせと呼びかけています。

まとめ