人々の下す決断は?

踊れ 叫べ シャララ 昇って堕ちて
残された時間の中 何をすべきか考えよ
弾けて シャララ 混ざって至って
夢と現実の狭間で 混沌せよ 目を閉じて

出典: doomsday clock/作詞:林 保徳 作曲:林 保徳

追いやられた人々は…考えることを放棄して、踊り狂っているようです。

しかしその中で、冷静に物事を見据えるよう問いかける声もありますね。

「世界が終わる」なんていうフィクションのような現実が突きつけられた今。

そんな現状を直視することを恐れる人は、理性を失ってしまったのでしょう。

しかし、そんな状況でも心を落ち着かせ、打開策を探っている者もいます。

どうなるかは人間次第

神が告げる事実

Don’t get signals crossed human beings.
【勘違いするなよ人間】
God is not the one who ends the world
【世界を終わらせるのは神ではない】
Ah, to move the hand forward or to put it back is all up to human being
【その時計の針を進めるのも戻すのもすべて人間次第】

出典: doomsday clock/作詞:林 保徳 作曲:林 保徳

こちらは神から告げられた言葉でしょう。

『世界終末時計』とは、フィクションに基づくものではなく、世界情勢を考慮したもの。

立て続けに起こる異常気象や自然災害…。

これらは人間の行動が引き起こしているということなのでしょう。

ゆえに、解決するのも人間次第。

『マヤ歴の予言』だと騒いで考えを放棄せず、現実と向き合うべきである。

そう、神は告げているのではないでしょうか。

自然の原理に背いた

神に背いて 変えたDNA 嘆きたまえ 嘆きたまえ
進化ゆえ…望まれて…未来よどこへ向かう?

『世界の終わり告げる時計』針は残り5分を指したって!?
馬鹿げてると笑う奴と 信じる者は救われると唱う奴

出典: doomsday clock/作詞:林 保徳 作曲:林 保徳

前半の歌詞で歌われているのは、遺伝子導入や遺伝子組み換えのことだと思われます。

自然の原理では起こりえないDNAの操作を人間は行うようになりました。

それは治療や安定的な食糧生産のため。

ところが、自然の原理には背いているともいえますね。

そして後半では、『世界終末時計』に対する人々の反応が描かれています。

自分には関係ないと思う人、信じる人。

この歌詞の中では綴られていませんが、『世界終末時計』には根拠があります。

歌詞の中の人物のように「馬鹿にする」という行為は、ちょっと危険性を感じました。

もちろん、内容を把握したうえで冷静に将来を見据えているのなら問題はないのですが…。

また、「信じたから救われる」というのもちょっと筋違いな話ですね。

対称的に見えて、どちらも理論性に欠けた行動に感じました。

「まだ」時間は残っている

Two, zero, one, two adds up to five 【2+0+1+2=5】
tick-tack. tick tick tick tick. 【チクタク チクタク】
You still have five minutes left 【まだ5分も残ってるよ?】

出典: doomsday clock/作詞:林 保徳 作曲:林 保徳

先ほどのラップパートの一部が変化しました。

最後の時間を示すフレーズに注目しましょう。

「残り」が「まだ」に変わりましたね。

 この楽曲内で人々は「わずかな時間しかない」と捉え、慌てふためいていました。

そうではなく、まだ5分も残っている時間をどう生きていくか考える。

冷静に見極めて、自分にとって本当に大切なのは何か考えて、人生を全うする…。

そんな生き方を投げかけているのではないでしょうか。

最後に

Acid Black Cherry【doomsday clock】深い歌詞の意味を徹底解釈!!の画像

「世界の終焉」を描いた楽曲「doomsday clock」はいかがでしたか?

とても深いテーマのため、この記事でご紹介した以上に深堀りして調べる価値はあると思います。

yasuさんが楽曲制作に込める気持ちの深さも感じることができましたね。

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