aiko【今度までには】歌詞の意味を考察！主人公の「戦う決意」って？恋い焦がれるあなたとの関係性は？

1番では恋人を失いたくないがために、戦うことを決意していた主人公。

しかし、それは傷ついた自分の心を支えるために強がっていただけ。

本当はボロボロで恋人のことを今にも恨んでしまいそうなのです。

こんな綺麗な夕日を、心のどこかで自分を裏切っている恋人も好きな人を想いながら見ているのだろうか…。

想像するだけで叫び出してしまいそうなくらい悔しい思いを主人公はしているのでしょう。

主人公は悪くないはずなのに、自分の心を「汚れている」と表現しているところに優しさを感じます。

でも、もう些細な恋人の言葉すら信じられないくらい関係は破綻しています。

戦おうと思っていた主人公の心は折れ、「別れ」という2文字が頭の中に浮かぶのです。

恋人との別れを想像した主人公ですが、すぐには決断できません。

何故なら、どんな時にも恋人のことが愛おしくてたまらないからです。

恋人はすでに他の誰かを想っているのに、そんな恋人を心配してしまう主人公。

別れたくないと涙を流しながら夜を過ごしているのでしょう。

しかし、どんなに泣こうとも喚こうとも、それが恋人に伝わるわけではありません。

傷ついていることも恋人は知らないのです。

じゃあ一体、この涙は誰のためなんだろう？

恋人の心配をしているあたしは、なんのために存在しているんだろう？

主人公はそんな風に、すべてが無意味に感じ始めたのです。

最後に、締めのサビと歌詞の最後のフレーズをご紹介します。

もう恋人との関係性は続けていけないくらい、傷ついた心を隠せなくなった主人公。

恋人との関係を続けるのか、もしくは終わらせるのか？に注目です。 

恋人のいない世界を想像した主人公。

次に浮かんできたのは、恋人とのこれまでの思い出でした。

主人公は1番でも語られていたように恋人のために笑顔を作り、色々なことを我慢してきたはずです。

それなのに今思い出せるのは数々の輝かしい思い出ばかり。

だからこそ、別れを決断するのは容易ではありません。

忘れたくないのに、別れたらどんどん恋人のことを忘れてしまうんだろう。

想像して切なくなっている主人公の想いに共感する人も多いのではないでしょうか。

きっともう、主人公は心のどこかで別れを決意しているのでしょう。

そして、最後のフレーズが最もこの曲の中で切ない部分。

中途半端なところで終わっていますが、このフレーズに続く言葉はなんとなく想像できます。

恋人にとって自分は今や大きな存在、大切にすべき存在ではないということでしょう。

それは主人公の、1つの気づき。

別れたくないけれどまだ恋人のことが好きだけれど、もう恋人との関係は終わりなのです。

悲しいけれど人の気持ちだけはどうにもなりません。

季節が変わっていくように人の気持ちも移ろいゆくもの。

それを理解した瞬間、【今度までには】笑顔で別れを告げられるように主人公は決意したのです。

さすがaikoとしかいいようのない、秀逸なタイトルと歌詞でした。

それでは、【今度までには】のMV Short ver.をチェックしておきましょう。

穏やかな優しいバラードにきっと心が癒されるはずです。

最後に、恋人との別れを予感した時に聴きたい曲をご紹介します。

【今度までには】同様、共感できる切ない歌詞に注目してみましょう。