パジャマでダンス
SKY-HIとSTAMPとのコラボ
この楽曲はSKY-HIがタイの人気アーティストSTAMPとコラボレーションしたものです。
「#パジャマライフ」
「友達にも会えないまま自宅で過ごす時間もなんとか楽しみたい。」
そう考えた人たちが、この楽曲のMVのようにパジャマ姿で踊る動画をSNSに投稿し始めました。
投稿された動画はひとりで踊ったものだけでなく、ビデオ通話を使って友達と踊ったものも。
自宅待機を逆手に取った工夫が光っています。
こうした多くのパジャマ動画投稿を受け、公式は「#パジャマライフ」というハッシュタグを作りました。
人気の秘密はパジャマだけじゃない
パジャマ動画で盛り上がりを見せたこの楽曲の人気の秘密は、ポップなMVだけではありません。
世の中の状況にマッチした歌詞が共感を得たからでしょう。
しかし歌詞を読み解けば、「今」だけでなく、いつの時代にも通じる悩みやアドバイスが見えてきます。
安らげない毎日
不安な夜明け
着信で目が醒める4AM
寝る暇もねぇ ガッデーム
あぁ何とも残念 今日も生きちゃってる
どれにしますか? 反省、後悔、懺悔
出典: Don’t Worry Baby Be Happy ft. STAMP/作詞:SKY-HI,STAMP 作曲:SKY-HI,STAMP,ist
歌詞の冒頭、電話かメールに起こされたのが午前4時とはずいぶん早いです。
しかも、ようやく寝付いたところを起こされてイライラしている描写が続いています。
朝を迎えて最初にすることの選択肢が4行目に挙がっている三つです。
何かしら「悪いことをした」または「したかもしれない」という思いに苛まれていることが察せられます。
足掻いても足掻いても
もう何の錠剤かもわかんないけどしょーがない
あぁドクター前と同じ奴同じ量でちょうだい
超鬱、超ブルー、唐突に超ハイ
死神は友達の友達
出典: Don’t Worry Baby Be Happy ft. STAMP/作詞:SKY-HI,STAMP 作曲:SKY-HI,STAMP,ist
ここでは医者にかかっている主人公の姿が描かれています。
不安や憂鬱をどうにかしようとする様子の例えとも解釈できるでしょう。
こうしたストレスを解消する方法はいくつもあります。
アロマ、自然に触れる、ジムで体を動かすといった方法を主人公もひととおり試したということかもしれません。
それも上手くいかなかった主人公は、苦痛から逃れる手段としてうっすらと死を意識してしまいます。
主人公がこれほどまでにストレスを感じる原因は何でしょう。