すべてを流すときはみずいろ?!

ペールトーンの水色は優し気なイメージ。見上げた時の空も水色の色鉛筆で塗ります。癒し系の色ですが、それだけではありません。

水は優しさと同時に、流す力も持っています。水に流すという表現もありますね。現状を流す水は「みずいろの雨」となって止む様子もなく降り続けます。

許された言葉は、なじられるより辛い時間を作り出します。裏切りは自分がしたことだけれど振り返らずここでリセット、やり直すことを選択しました。

“もどれない”のではなく、もう過去にはもどりません。原宿の歩道橋で自分が決めた道へ進むことを再確認した時の心を、作詞家が読み取りました

止まない雨の中の決意表明♪

ああ みずいろの雨
私の肩を抱いてつつんで 降り続くの
ああ 忘れてしまえ
あとかたもなく流されてゆく 愛のかたち

とがめる言葉なら素直に聞けたわ
ほほえんでいただけのなつかしい日々
傷ついたその分 淋しい目をしてた
もどれない もどれない あの日の二人には

出典: みずいろの雨/作詞:三浦徳子 作曲:八神純子

ジャケ写のまなざしに込めた決意そのままで、弾き語り。力強い音の雨を降らせます。

サビで始まりサビで終わります!

ああ みずいろの雨
私の肩を抱いてつつんで降り続くの
ああ くずれてしまえ
あとかたもなく流されてゆく愛のかたち

出典: みずいろの雨/作詞:三浦徳子 作曲:八神純子

リフレインが効いている♪

「みずいろの雨」はサビで始まってサビで終わるところが特長です。歌い出しは“ああ みずいろの雨”が大きな波となって心を飲み込んでいきます。

歌の最後は、歌い出しの部分の歌詞を繰り返します。“くずれてしまえ”と “あとかたもなく”をもう一度歌います。

命令形で呼びかけ、結果0にしてしまう、2つのワードは自分自身に歌いかけています。

シンガーソングライターでのスタート、ヤマハのコンテストから生まれた音楽の優等生のイメージがあった八神純子さん。この曲はそれを自ら打開した曲になりました

恋愛の裏切りを歌いつつ、貫く意志をみずいろで表した歌詞。202秒が終わっても美しい余韻を残す歌として認定したいと思います。

「みずいろの雨」八神純子が○○で作曲…実は挫折の瀬戸際だった?!三浦徳子作詞の美しい歌詞の意味とは?の画像

最後に

八神純子さん2016年1月6日に公式のファンクラブを再開しました。

2018年はビルボードライブ・ブルーノートで、ジャージーなライブも予定しています。オシャレな空間で非日常を味わえるライブハウスでのリフレッシュ、おススメです。

日程は公式サイトで確認できます。

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