立ち直る大切さ

いつまでも沈まぬ太陽
決して欠けることのない月
窓の外を流れて行く景色は
色褪せることはない

遮るものなど何もない
目の前の道を真っ直ぐに
躓いても何度倒れても
ゼロからもう一度 やり直せばいい

出典: 太陽は沈まない/作詞:高見沢俊彦 作曲:高見沢俊彦

歌詞にある“沈まぬ太陽”、“欠けることない月”。

普通は太陽は地平線に沈んでゆき月も欠けて見えるものですけど、歌詞で全く逆の表現をしているのが面白いですね。

部屋の窓から覗き見た、いつもと変わらない街の風景。

情景としては、オフィスで仕事に取り組みながらちょっと一息ついて、夕日の眩しい外の景色を見つめてるシチュエーションが浮かびました。

この歌は、逆境に挫けず精一杯生きていこうとする人に向けた応援ソングです。

“遮るもの”というのは自分を邪魔する存在のこと。

自分が「本当にこのままでいいのか?」と迷った時に心に沁みつく不安感や、陥れようとする甘い誘惑。

しかしそんなものに惑わされていては、いつまでたっても幸せは掴みとれない。

だから自分の信じた道を見据え、どんなことがあっても意思を曲げず突き進もう!

たとえ途中で失敗の連続で心が折れそうになったとしても、諦めてしまったらそこで終わり。

どんな人生だってやり直しがきかないわけじゃない。

もし倒れてしまったら、もう一度立ち上がって再スタートを切ればそれでいいんだ!

明日への希望

夕暮れ街角 群れから追われた
小鳥のように遠くを見つめる

だけど不思議に孤独は感じない
明日は必ずやって来るから

出典: 太陽は沈まない/作詞:高見沢俊彦 作曲:高見沢俊彦

夕暮れ時、ほとんどの人が仕事終わりで街に溢れる時間帯です。

歌詞にある“群れ”とは、帰宅ラッシュの雑踏を表現しているのでしょうか。

そんな中、その“群れ”から離れ一人自宅へと向かう主人公。

その光景は、まるで集団行動している鳥達から逸れた小鳥のようにも思える。

一人で帰りながら遠くの景色を見つめる哀愁漂う姿。

今まさに沈もうとしている赤い夕陽を見つめているのでしょうかね。

一見センチメンタルにも思える歌詞ですが、この人は孤独などのネガティブな感情を一切抱いていないようです。

たとえ今日がツラい一日だったとしても、明日は必ずやってくる。

今日上手くいかなかった分、明日また必死に頑張ればいいさ!

読んでいて、そんな前向きな気持ちが伝わってくるように感じます。

上手くいかないのが世の常

期待はいつも裏切られ続けてきた
時には怒りをその胸に熱く滾らせて

出典: 太陽は沈まない/作詞:高見沢俊彦 作曲:高見沢俊彦

そんな風に強がってはいるけれど、別に今までの人生に満足だったというわけでもない。

むしろ自分が思い描いていた理想や期待は、ずっと裏切られっぱなしだった。

自分のミスや他人とのすれ違い、色々なことに憤りを感じてきた。

何度か感情が爆発しそうになった時もあったけれど、無理して自分の胸に押し込んだり…。

ありのままの自分

ありのままの自分信じて
目の前の壁を乗り越える
いつか地図にないその未来を
現実にするのさ 自分のために

出典: 太陽は沈まない/作詞:高見沢俊彦 作曲:高見沢俊彦

周りの人間が何と言おうと、自分らしさを決して失わないで。

自分の力を信じ、そして自分が抱く信念をしっかり胸に抱き、これからの日々を生き抜いてほしい。

どんなに厳しく理不尽な状況に追い込まれても、君なら大丈夫さ!

所詮、目の前に立ち塞がる壁なんて自分を大きく成長させるための通過点に過ぎないんだ。

だから自分を取り巻く流れに身を委ねず、もっと自信を持って“ありのままの自分”を誇示して生きていこう。

努力は決して無駄じゃない、頑張ればきっと結果がついてくるもの。

何度躓いてしまっても諦めず前だけ見て挑戦していく姿勢が重要なんだ。

そうやって自分を信じて生きていけば、理想とする輝かしい未来を現実にすることだってできるはず!

まとめ!

今回はTHE ALFEE「太陽は沈まない」を解説しましたが、皆さんいかがだったでしょうか?

ノリノリになれる最高のパフォーマンスから、3人の美声のコーラス、そして熱く心に響き渡る本作のメッセージ性。

活動開始からもうすぐ半世紀経つというのに、ここまで聴く者に感動を与えられるのは「流石THE ALFEE!」としか言いようがありませんね♪

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