平井大【Faraway】歌詞の意味を考察！待ってるこの瞬間とは？僕とキミに今夜何があったのかを深読み

頭サビが終わると、メインのイントロに入ります。

平井さんの歌の特徴であるウクレレが入り、バンドの音が入って華やかなサウンドが聴こえますね。

しかし、ここでもう一度アコースティックギターのサウンドに戻り、ささやくようにAメロが歌われます。

まず、なぜか理由はわからないけれど、恋に落ちてしまったのです。

1人の男の素朴な愛情表現がここから感じ取れます。

一方で、世界に向かって広がるイメージもこの部分からは見えませんか。

自分自身の、パーソナルな恋愛という気持ちが世界に広がる自然のように雄大である。

多くの人たちがそんな気持ちになることを待ち望んでいることを表しているのではないでしょうか。

ここで1度ギターとウクレレの間奏が入ってから、2回目のAメロにつながります。

最初よりもリズムが入って力強いカントリー的ともいえるサウンドです。

この部分の前半はほとんど英語で歌われています。

恐れることはない、きっと良い日が訪れるはずだという意味です。

サビでは祝祭感にあふれていましたが、ここではまだ準備段階のようです。

良い日がやってくる前には辛いこともあるかもしれない。

でも、それはさらに良い日がやってくる前触れかもしれないのです。

愛しい人と自分がさらに良い未来を得るために飛び立つ助走のような歌詞です。

最後は日本語に戻ります。

今こそ新しい一歩を踏み出していこう、という決意を感じます。

そして強い決意は2回くりかえすことで、さらに強いものとなるのです。

そして、盛り上がるサビへとつながります。

オープニングのサビとほとんど同じ歌詞ですが、さらに強い意味を持っているようです。

Aメロでの素晴らしい日々に到るまでの苦労や準備があったからこそ、喜びは強いのでしょう。

果てしなく広がる自然のようにどこまでも広がる愛には確信があることが伝わってきます。

そして愛する人と一緒にこの瞬間を一緒に祝おうという気持ちが見えます。

ここで2番の歌詞に入ります。

またサビとは違う、内省的な面が見える歌詞となっています。

自分はダメな人間だったのに、愛する人が助けてくれたのでしょう。

だから自分も助けられる人間になりたい。

しかし、それは必ずしも愛するひとりの人だけではないようです。

もっと大きな、人間的な愛として誰かを助けられるような人間になりたい、というメッセージとなっています。

男女の愛として描かれているように思われた前半から愛の意味は発展します。

広い人間愛や、歌を聞いてくれているファンの方々に対しての愛も込められているのではないでしょうか。

2番のサビは1番と同じ歌詞で、祝祭感あふれる盛り上がりとなります。

そこにたたみかけるように入る静かなパート。

ここでは「待つ」というメッセージが入ります。

この歌で印象的なのは、他の部分は自分から進んで運命を作り出そうとしているところです。

しかし、ここでは運を天に任せるようなメッセージとなっています。

なぜこの部分が必要だったのでしょうか。

自然は時に思い通りになりません。

平井さんの歌は海やサーフィンがテーマとなっているものも多いです。

その中で、自分だけではどうしようもない自然の力を知っているのでしょう。

時には自然に抗わず、良い波を待つことも大切だという思いが伝わります。