12枚目シングル「PIKA★★NCHI DOUBLE 」のカップリング曲「五里霧中」

あまり知られていない隠れた名曲

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「五里霧中」はシングルカットされた曲ではなく、2004年に発売された12枚目のシングル「PIKA★★NCHI DOUBLE」に、カップリングとして収録された曲です。

オリコン週間チャートでは初登場1位を獲得しましたが、年間チャートでは67位と、の曲の中ではあまりヒット作とは言えないものとなったこのシングル。カップリングの「五里霧中」も、あまり大きな注目は集まりませんでした。

しかしこの曲は、の番組「Dので度々オープニングとして使用されたり、2006年に行われたソウルでの初コンサート「ARASHI FIRST CONCERT2006 in Seoul〜You are my ソウル SOUL〜」などではアンコール曲になったこともあり、嵐の曲の中でも隠れた名曲です。

MP3でのダウンロードも可能

嵐の国立競技場での5回目のコンサート「アラフェス」の開催記念として、コンピレーションアルバム「ウラマニア」にも収録されたこの曲。MP3でのダウンロードをすることもできるようになっています。

速いビートが中心の激しい曲で、コンサートではヘッドバンキングするファンがいるほど盛り上がり必至の曲です。

そんな激しい曲ですが、歌詞では今日という日を生きるために、前向きになれるような内容が歌われています。

「五里霧中」の歌詞の世界

歌詞の内容とサウンドのコントラスト

本日ハ晴天ナリ
現実ハ雷
天国ハ御隣
Kissサエモ御座ナリ

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冒頭からサビで始まる曲展開に、聴き手側はいきなり心を掴まれてしまします。

サビということもあって曲の中心となる歌詞ですが、この部分は最後の答えとなる気持ちに繋がっています。

雷のように激しく打たれるような現実で、すぐ隣に天国(=あの世)を感じるほど苦しい気持ちは、愛する人のキスでさえ御座なりに感じてしまう。

冒頭の掴みとなる部分からいきなり、今現実に起きている、辛く感じてしまうことをストレートに伝えています。

Dizzy Crazy Vain Today
この苦しみも
サヨウナラ

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「Dizzy=めまいがするような、あさはかな」「Crazy=狂った」「Vain=うぬぼれの強い」「Today=今日」という、自分の嫌な部分を強調するような言葉選び。

こういったポップな曲調と歌詞の内容が正反対に感じる音楽の代表に、レゲエの神様と言われるボブ・マーリーの曲が挙げられます。

ボブ・マーリーの楽曲は、明るくポップなカリブ海を思わせる軽快なレゲエミュージックですが、歌詞の内容では世界に起きている理不尽なことや矛盾、人の命や愛というものの大切さなどを、哀しみに満ちた怒りと共に訴えています。

聴きやすい音楽に強いメッセージを乗せることにより、より多くの人に理解を広げるという表現方法が、嵐の「五里霧中」にも見られます。もしこうした音楽に興味があれば、ぜひ色々と聴いてみてください。

立ち向かう勇気を持つための励まし

だらけた 妄想
蹴散らして 行こう

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この曲では全体を通して、悲しみや苦しみに打ちひしがれた心を励ます言葉が多く見られます。

「蹴散らして 行こう」という言葉からは、自分を鼓舞する男らしい力強さが感じられますね。嵐の5人から出てくる力のみなぎるようなポジティブな躍動感が表れています。

見合わせた瞳 西に向け
Delete 昨日
昨日よりも今日

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愛する人と見つめあった後に夕陽を見つめ、苦しかった昨日を削除して今日に生きよう。

ここでは恋人との思いを胸に、前向きに進んでいくための決意が現れています。どこまでも自分を見ていてくれる安心感と優しさに包まれますね。

人の気持ちに寄り添う優しさ